リネン教科書
冬リネン特集
wafuでは冬専用と言っても過言ではない、
高密度の美しいリネン生地を服に仕立てております。
その生地の名は、wafuプレミアムリネン。
ぜひ冬にこそ着ていただきたい、
リネンの常識がくつがえる、
wafuプレミアムリネンのご紹介です。
1.冬にぴったりリネン服ラインナップ
何はともあれ最初はwafuのプレミアムリネン作品をお目にかけましょう。
▲リネン100% テーラードジャケット 総裏地リネン h018g-lbk2
リネンとは思えないほどの光沢と高密度感、そして予想を裏切ってやわらかな風合いのwafuプレミアムリネン。
その生地感から、真夏に着るのは暑いので、寒い季節にこそおすすめしたいんです。
また、その生地の美しさを最大限に表現できる仕立て技術がwafuにはあります。
▲セットインスリーブシャツ シャルトリューズ t031a-sgn2
▲セットインスリーブシャツ ホワイト t031a-wht2
シャツにしても仕立ての美しさが光ります。
どうか隅々までご覧ください。wafuがそれぞれの洋服を”作品”と呼ぶ理由を分かっていただけると思います。
▲トレンチコートワンピース h016a-ctr2
重厚なwafuプレミアムリネンのトレンチコート。ワンピースのようなスカート部分が特徴です。
▲総裏地仕様リネン100%ダブルライダース h047b-sgn2
そしてライダースジャケット!映画からインスパイアされて製作したこのシルエットはwafuプレミアムリネンにふさわしいものとなりました(シャチョーのただのおふざけではない…はず!)。
2.WAFUプレミアムリネンとはどんな生地?
秋冬にこそwafuプレミアムリネンを推す理由はただひとつ。高密度でしっかりした生地なので、冬にこそ温かく気持ちよく着ていただけるからです。秋冬にこそwafuプレミアムリネンを推す理由はただひとつ。高密度でしっかりした生地なので、冬にこそ温かく気持ちよく着ていただけるからです。
リネンはもともと空洞部の多い繊維。そこに空気をためることで体の熱を逃がしません。
つまり、保温効果にも優れる上に、しっかり重厚なwafuプレミアムリネンは冬にぴったりなのです。
さらにさらに、プレミアムと名がつくからには、相当スペシャルな生地だということがお分かりいただけると思いますが、
なぜスペシャルかと言うと、
● オーガニック栽培
ヨーロッパ北フランスの指定農場で、オーガニック栽培された原料の植物・フラックス(亜麻)を使用
●上等な部分の繊維
ポーランドの工場で植物のフラックス(亜麻)から繊維を生成。その際に植物繊維の上等の部分だけを集めて束ねられる。
● 契約工場にて繊維から糸に
● 技術ある日本の職人さんの工場の織機で高密度織りの生地に
この技術のある方は日本に、いや世界に二人だけと言っても過言ではない。
その後、生地を柔らかくするなどの加工が施されて、wafuに入荷され、随一の縫製技術で服になるんです。
最後の行は宣伝で入れましたが笑
ここまで徹底された生地はとても珍しく、また良質なリネンであることは間違いないのです。
それはともかく、この生地はぜひ、冬にこそご体感いただきたく思っております。
3.生産工程をご紹介
小規模運営のwafu、さすがにフランス・ポーランド出張、ということはできなかったのですが、
国内の織り工場さん、加工工場さんにお邪魔してまいりました!
その様子を動画にてご覧いただけますよ。
(※音楽が流れます)
(※動画を再生するには、対応したブラウザが必要です)
リネンはどこでも織れる糸ではありません。織るのに適した湿気が必要です。
その湿気も日本の気候では調節が必要なほど。冬は加湿器が欠かせません。
また、機械のスピードを上げて織ると、横糸が切れやすい繊細な素材のリネンは、
一日で25m程度しか織れません。ワンピース製作で言うと大体8着分の生地量です。
そのくらい生産が難しいリネンを高密度で仕上げているのが、wafuプレミアムリネン。
現在、日本でこの生地を生産できる技術を持った職人さんは2人しかいません。もしかしたら、世界で2人だけかもしれません。そしてとても残念なことに、現時点で後継者がいらっしゃらない状況です。
冬でも使えるこのリネンのすばらしさを少しでも伝えて、生地のことも知っていただきたいと思っています。
wafuプレミアムリネンのシャツにそでを通してその様子を目の当たりにしたスタッフは、感激して思わず涙。
ものづくりのすばらしさを改めて身をもって体感しました。
その感動を、どうしても伝えなくては…!その気持ちが強くなったwafu一同です。
ぜひ一度、冬にこそ快適で素晴らしいリネン生地をご体感くださいませ。
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文・笠原里紗 写真・岡田玲子 古川沙希 笠原里紗