【 wafu 】linen clothingはリネンを主に扱う服屋ですが、一口にリネンと言っても、5つの種類があるんです！それぞれの種類で特徴が異なりますので、好みと場面によって、身につけるリネンの種類を変えるのがいいですね～。wafuで扱うリネンの種類をご紹介しますので、参考になさってくださーい。

ベルギー産リネン

これほどしっかり感のあるリネンはそうそうありません。ベルギー産のリネンは最大の特徴はハリとツヤ。上品さや都会的な洗練された雰囲気の漂うファッションアイテムとして十分お使いいただけるリネンです。比較的量産されやすい薄めのリネンを「リネン」と思っている方に、ベルギー産リネンをお見せすると「え?!これリネンなの?!」と驚かれます。新しい生地は少し固めな印象ですが、お手入れでくったり感も出てきます。パリッと着たいなら洗濯機号に従ってアイロンを。くったり感がお好きならアイロンがけなしでも楽しめる素材です。厚みも、薄地、中厚地、厚地と揃っております。

雅亜麻リネン

ふんわり感とやわらかさが特徴、しかししなやかさも兼ね備えたロシア産日本加工リネン、雅亜麻。これは絶対に春夏におすすめ。リネンのやわらかさや優しさが活かされた風合いなので、リラックスしたいときにはとにかくぴったり。もちろんお出かけに着ていただいても全く問題ありません。縫製が丁寧ですので、見劣りしないのです。薄地のものが多く、wafuではペチコートやアウターの裏地などでも使用されている種類のリネンです。

リトアニアリネン

軽くてやわらか、そしてしっかり感がありながらも全くごわつきがない、人気のリトアニアリネン。まさにベルギー産リネンと雅亜麻リネンのいいとこ取りな生地。wafuではこの生地でシャツを仕立てたくてたまりません。ひと目見て上質さが分かる、袖を通してみてその違いに心打たれる、まさにリネンもしくは服の概念が変わると言ってもいいほどの生地です。

暖リネン（起毛リネン）

寒い時期にも着れて、ロングシーズン楽しめる、起毛させたリネン生地。別工場で起毛加工をお願いしています。wafuのリネンは中厚のものであれば、オールシーズンお楽しみいただけるのですが、しかしアパレル界に染み付いた「リネンは夏のもの」というイメージのため、寒い時期にリネンの風合いが寒々しく感じるという方もいらっしゃるでしょう。その寒々しさを払拭するために、wafuではリネンを起毛させました。そうすることで、実際に暖かいことはもちろん、見た目にもふんわりとした暖かさが感じられ、寒々しく見えないのでございます。この起毛リネンの独特の風合い、ぜひご覧頂きたいです。

Wガーゼリネン

Wガーゼ、と聞くとそれだけで、「コットン」のイメージですが、私どもはリネンのWガーゼ生地を扱っております。ガーゼ地とは、粗めに平織りした生地のことで、ふんわりした風合いが得られます。それだけでは服地としては不十分ですので、その生地を2枚重ねたものをWガーゼと呼んでいるんです。これで、通気性も吸水・速乾性もばっちり、特にリネンでは風合いもユニークでやわらか。さらに言えば、この生地はとても縫いにくく、画像のデザインのようなピンタックを装飾するには、技術のある場所でしかできません。素材として珍しい生地を味わい深い縫製でお楽しみいただきたいです。