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staff コラム

建物実況中継・5

【建物完成いたしました!】


お待たせいたしました!

「職人さんを育てる計画」の第一歩の建物が完成いたしました。

6月11日から着工し9月8日に引き渡しとなりました。

一週間は引っ越しなどでバタバタしてしまいましてメール返信等遅れご迷惑を

お掛けし大変申し訳ございませんでした。

本日新たにスタートさせていただきます。

まずは建物のご紹介をさせていただきますね。



正面はこんな感じです。入口は2つあって、ひとつは白い鉄のドアです。

よく学校の体育館などにあるあれです。

入ってみましょう。

扉は重いです。はい。カギがかかっているかと思いましたよ。





予算の関係で低コストで依頼したものですから必要最小限の設備で代用品のオンパレードとなっております。


階段とトイレ、手洗いのみのシンプルな空間です。





全体を白にして階段だけ黒のコントラストとなっております。


当然エアコンはございませんで後で購入し取り付けます。我慢も心を鍛えますので。

2階に上がってみましょう。





食堂も兼ねた空間です。白いキッチンがございます。

みんなでご飯が食べることができたらいいなと。


工事関係者の皆様、わがままにお付き合いいただき誠に感謝いたしております。


そして後押ししてくださったお客様、本当に力になりました。

夢に向かっていくことはこんなにもパワーを使うことなのかと。。

簡単じゃないですね。


でもでも、何度でも立ち上がってあきらめません!

励ましのメール、お葉書、お写真など全てとっておいてございまして

カンフル剤として使わせていただいております。

ありがとうございます。

これからどうなるか、微力ながら縫製業界どう変わるか、やってみます。



文・綿貫陽介







菊和弘

【残り糸を探して切りたくなる魔性の鋏】


先日握り鋏を譲り受けました。

それはまさに、今まで使ってきた握り鋏で最高のものと断言できます。

名前は「菊和弘」といいます。



久々に切る瞬間を楽しみました。ワクワクしました。

どこか今までと違う。優越感なのか道具のおかげでこれほどまでにモチベーションが上がるものなのかと。

私は鋏を選ぶ時、先のとがったものを選びます。より根元から糸を切ることができるからです。

その点もこの鋏は二重丸。何しろ切れ味が鋭い。




日本刀を作る製法を応用して手作りで製作しているとのことで細部まで美しく職人技を感じさせてくれます。

この道具達で作られる洋服は幸せなんじゃないかと勘違いするほどです。






職人が使う道具は産業によっては作り手側に担い手がおらず衰退していることがよくあります。

この鋏を作る職人さんもそのようです。

こんなに素晴らしいものを後世に残らなくなるなんて本当にもったいない。

私の出来ることは、いい道具でいい仕事をして、少しでもその姿が憧れるようになって、
この道具使いたいって思うような職人さんを沢山育てて

縫製の取り巻く産業を、少しでもなくさないようにようにできればと。
微力ながらですか応援しております。



文・綿貫陽介

本から学ぶ

 【気にかけてくれて】

つい先日、お客様より、3冊の本を贈り物としていただきまして

拝読させていただきました。




内容は

ふと、忙しい日常に忘れがちなこと。

当たり前のことなんだけどなかなかできなかったりなこと。

人間関係もそう。

くまのぷーさんの表紙ながら子供、大人関係なく道徳を教えていただきました。

今から始まる新しい事業を前に気にかけていただのだと思います。

果たして、職人を一から育てていき、事業の運営がうまくいくのか、金額面も含め、お客様にご迷惑かけないか、

不安でたまらないところです。

建物が着々と仕上がってきて、後には引き返せない背水の陣です。

ただアイディアは山ほど出てきます。

いただいた本の中にこんな一文がございました。




「大好きっていろんな考えをおもしろがること。」


僕は考えたアイディアを面白がってスタッフに話をするのが好きです。

いろんな考えをおもしろがってます。この仕事が大好きってことでいいですかね

はい、大好きです。

この環境にも感謝だし、少しでも成功するよう努力を惜しみません。

これからも何卒お付き合いいただければと思います。



文・綿貫陽介












  • 2016.09.29
  • 13:27

今日の来客

【気にかけてくれて】


最近、私共の作業場には毎日お客様がお見えになります。

本日は、孫を迎えに行く途中だからと言って、ふらっとお見えになったのは私の知恵の神様、川手さん(71歳)

私にドラッカーのマネジメントやこれからの方向性を気づかせてくれた方です。

未だに現役で洋服作りをしています。

今日は新聞をカラーコピーして持ってきてくれました。日経MJです。




内容は大手の百貨店などは衣料品の不振で閉店が相次ぐという内容。

しかしながら、私共、インターネットサイトはよくなっているとのことでした。

消費者が手軽にネット環境にありますから当然かもしれません。

これからネットショッピングが益々競争になりますね。私も頑張らなくては。


が、なにより嬉しいのは、


川手さん、私の作業場まで30分以上かかりますのに

いつも気にかけていただきありがとうございます。

「職人を育てる計画」きっと、成功させて恩返しできるように最善を尽くします。






カラーコピーの新聞、よく見てみると、2枚を貼り合わせているのですが一見、

分かりませんでした。折り目の部分です。


みつけた瞬間

セロハンテープをゆっくり慎重に丁寧に貼っている姿が目に浮かび、

唇をかみしめ恐縮です!の一言。 


どんな困難にも、とことん向き合います!



文・綿貫陽介

建物実況中継・4

【職人を育てる計画!】9月には完成か!?


お待たせいたしました。前回は柱の建ったところでございました。

瞬く間に結構進みまして外の壁部分に防水シートを張り終えていました。




内部をご案内いたしますね。


まず、1Fフロア



長方形で入口は2つありまして

奥に見えるのは南側の入口です。開口は2mもあります。

裁断の時に使う裁断台、工業用のミシンやアイロン台は幅があって大きい為、
入口を広くしました。
右側には階段があって2Fへ続きます。 行ってみましょう。




分かりやすいように1Fと同じような位置で撮影いたしました。

木の床が張ってありますね。

この上にタイルをのせていくということでした。

全体的に明るいのは壁がまだないので光が透けていい感じです。

現場責任者さんのお話で9月に完成とのこと。

あと1ヶ月と少し。 

やりたいことがいろいろあって紙に箇条書きしています。

書いていたら

お客様に支えられいたから、後押ししてくれたからできることなんだと改めて

考える時間となりました。

「いつも・・いつも、ありがとうございます。」




文・綿貫陽介

  • 2016.09.28
  • 19:01

外に行こうよ。・2話

【外に行こうよ。】山梨県小淵沢編


本屋さんでスローライフ雑誌に手を伸ばしてみる。

よくある陶芸の写真。

やってみようかなと思いたったが当日、

行ってきました!

山梨県北斗市
小淵沢町の陶芸体験





森に囲まれております。

気持ちが入りますね。








目の前に見えたのは足湯!

靴下を脱いで飛び込む子供たち。


目的を忘れそうです。


さ、やってみるよ陶芸!



わー、いいよ、いいよ、いい感じだよ。

うすうすそうなるかなと予想はついておりましたが

4歳の娘もやりたいというので

二人羽織りの状態でろくろを回します。

うん、結構楽しいですね、これ。

手を土につける機会は大人になると減りますから久しぶりの感触です。




できました!これは蕎麦ちょこです。

私、蕎麦が好きなものですから。

一緒に作った4歳の長女は外に出ると引っ込み思案になります。
ろくろから外す時はあえて、まかせました。

初めて作ったにしては真っすぐいきましたね。楽しみです。

焼き上がりから完成まではこちらの工房でやってくださるようで

込み具合にもよりますが最長3ヶ月かかるようです。


作る工程が楽しむ。そして出来上がりで2度お楽しむ。

モノづくりの真骨頂です。

どんなものを作ろうとそれは変わりませんね。


帰りに妻の実家に寄っていきますか!

突然押し掛けた僕達一行を温かく山の食材と肉じゃかで迎えてくれました。





これはアスパラガスです。スーパーに売っているものより少し渋みがあり、

見た目にも野生感があります。歯ごたえもちょっと違うし、食べるとくせになりますね。






いや~おいしかった!

いつもすみません。

またお盆の時に伺います。

いつも支えて頂きありがとうございます。





文・綿貫陽介

  • 2016.09.29
  • 13:30

建物実況中継・3

【職人を育てる計画!】建方

土台作りの次は柱を建てる作業ですね。

大きいクレーンで梁や柱を土台と連結していきます。




大きいクレーンが鉄の柱を持ち上げて組み上げていきます。

一階部分は土間にコンクリートを敷きます。

やはり重いミシンを並べるので床が抜けないようにお願いしました。

ワンピースなどは長いですから裁断には長いスペースがあった方が作業効率がいいです。

その部分も踏まえて設計をお願いしました。




外枠みたいのが組み上がり、

鉄梁が宙に舞っております。


すごいものですね~ 結構早いペースでやるんですね~。


カメラ撮影とデザインを担当してくださってるスタッフの宮さんが

「足場」が好きなんだそう。 

足場とは、よく外壁の塗り直しなんかで家の周りを囲むあれです。

ひょいっと作業員が足場に乗りながら作業する感じがいいのだとか・・

若い女性のスタッフですが目の付け所が違いますね~。


他のスタッフの理解は得られませんでしたが・・・goodです。




日々変わる建物の表情が愛しいです。

これから建物の運営方法や、縫製職人の育成方法を考えながら

カリキュラム的なものを作ろうかと考えております。





文・綿貫陽介

  • 2016.07.07
  • 18:25

一流の引継ぎ

【それはステータス】


私がこの仕立ての仕事を始めて間もなく先代が鋏(ハサミ)を譲ってくれました。

「長太郎」という名の裁ち鋏です。




切れ味は他のハサミの比ではありません、スムーズで生地が逃げない。

通販番組のトマトを切るシーンのようです。





刀鍛冶の技術でつくり上げた裁鋏の最高峰。

職人の憧れとして100年以上の歴史がございました。

しかしながら3代目の引退により平成26年生産終了。。

素晴らしいものがなくなっていくことに歯止めがかけられない

虚しさを感じました。

布の裁つ作り手を増やして、鋏に再びスポットがあたること。

上質な手づくりの鋏は職人にとってステータスです。



上が先代の長太郎。

今年48年目、まだまだ切れ味が衰えません。

メンテナンスもしながらこの調子で生涯現役であろうと思います。

上質なものを作る時、いつもそばにあります。

信頼してるということですね。

そういうものの存在ってふと気が付くと本当素晴らしいですね。





私はまだまだ先代の領域までには遠く及びません。

ただ背中を見せてくれる人がいれば後に続きます。

やってやるぞという気持ちです。




文・綿貫陽介

その道で生きる人・2

【負けない】

只今、職人を育てる計画と題しましてその建物を建設中でございますが

休み時間にちょっと覗いてみて目に留まったのが若い作業員さんの姿。

とても若い。

いてもたってもいられず話を伺いました。



高校を中退し、この職に就いているとのこと。

シャイで礼儀正しい彼の態度や言葉は今後、生きていく上で必ず活きてくる

そう思うのです。

この仕事どうですが、やりがいがありますか?の問いに

「はい!」

親方がいたので無理にでもそう言ったかもしれませんが、

すぐに答えてくれたので嬉しくなりました。



親方がちゃんと手順を見ています。


20年前をピークに労働人口が減り、丁度その頃、縫製工場も賃金の安い海外

への移転が急速に進みました。メイドインジャパンではなくなったんです。

職人さんも急速に減っていきました。

この問題はどこの町工場でも同じですね。




職人は特にですが数こなして覚えます。

こういう若い世代からの積み重ね経験が高い技術力を生むと考えております。

高校中退だからって恥ずかしくないし、負けてないよ!


長い海外移転で技術力の低下、人手不足、高齢化など

今、痛いしっぺ返しがきております。

しっぺをソフトタッチくらいにできたら僕は本望です。




2人一緒の写真いただけますか!

あっはい、

若い作業員が親方に「もっと近づいて撮りますか」とお互い距離を縮めた。

この一言を聞いた時にいい関係だなと。

親方も人が良さそう、明日もまた頑張って。




文・綿貫陽介

建物実況中継・2

【始まります。】土木工事


手順からいってみましょう、

まず、ショベルカーで地面を平らにならしたあと

建物の輪郭に掘り起こしていきます。




洋服作りをしながら、ちょこちょこと作業現場を見に行くので

途中の工程が抜けていると思いますがお気になさらずよう。





しるしみたいのがありますね~、図面からすると階段の位置かなと。

階段は木製ではなく、鉄の階段にしました。

外によくある非常階段のようなあれです。

コストを抑えるためにそのようにしましたが、黒く塗装してアイアンの素晴らしさを引き立てようと思います。



地面にコンクリートが敷かれ、土台基礎の鉄筋が入りましたね、

建物の範囲がしっかりと枠組みされ、

ああ、あそこからここまでが建物なんだなと実感し、ミシンの配置などを再計算しました。

建物は2階建てで主に1Fでミシンを踏みます。

2Fはキッチンがありまして、食堂のようになっております。

これは建物がある程度できて中が入れるようになったらまた説明いたしますが

いわゆる「同じ釜の飯を食う。」という職人的な思考からどうしても設置したかったのです。

まずは意識を一つにということですね、はい。


また次回に状況報告いたします。



文・綿貫陽介

  • 2016.09.28
  • 18:51

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