楽しむ綿貫の話。

 

えー、現在wafuはランチ営業を停止しております。

 

理由はコロナの影響でコスパの悪い運営になってしまうのと

 

この場所でwafuのリネン服やはぎれを販売していたら、こっちもいいね。になったからです。

 

でも、再開のご要望が多くありがたいがぎりでございまして、

 

複合施設を建設し、その中にリニューアルしてご提供させていただく計画でおります。

 

そのため、銀行融資が通るようにやるべきこと粛々とこなしております。

 

 

本日、遠方から、いかにも洗練された雰囲気のある男性とモデルのようなおしゃれな女性のお客様がみえて、

 

服をご覧になっていました。

 

お昼時間になったのですがwafuがランチ営業をしていないので

 

スタッフが市内にある、人気店やおしゃれな食事処をピックアップしてご案内していました。

 

おせっかいの僕は、そのお客さんの車の助手席に乗ってご案内しました。

 

僕がご案内しますね!

 

この信号を過ぎたあたりで左でーす。

 

向かった先は定食屋さんでガテン系の職人さんとかがガッツいて食べる系のところ。

 

「アジアンキッチン東京てんまや」と書いてある。

 

多分だが「東京」とは、縁もゆかりもない。

 

ラーメン半チャーハンセットは600円だ。

 

さらにマンゴーラッシーも付いてくる。ライスおかわりOK。

 

テーブルは少々ベタついていて、

 

定員さんはいらっしゃいまテー。と言う。

 

前歯はある。

 

サイババのポスターが店内に貼ってあったりする。

 

僕はこの場にそのお客様をお連れしたのは

 

アンバランスをひと目でいいから見たい。その欲求に勝てなかった。

 

変態である。

 

明らかに業界人っぽい、かっこよく、美しい男女をみて

 

絵を額縁にしまうように、その油っぽい換気の行き届かない店内がそっと包み込んだのである。

 

普段はスタッフと一緒に来るさえない定食屋がまるでベルサイユ宮殿になった。

 

おもしろいなぁ!と心の中で楽しんでいたのは言うまでもない。

 

肝心のお客様の反応はというと、

大丈夫でしたよね?

 

 

文/写真・綿貫陽介

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