僕は忘れない人になった。
cafeメニューの考案のためグルテンフリーのケーキを数日食べ続けた綿貫は
もはやグルテンフリーかどうかの境目がわからなくなって「かっぱえびせん」でさえグルテンフリーだから大丈夫という始末。
今日もありがとうございます。
さて、今回は人間はすぐに忘れるよー。という事と、忘れる人と忘れない人の差のお話になります。
どういう話だよ綿貫?
えーとですね、
僕が小さい時の話。おばあちゃんが戦時中の空襲の話をしてくれて、怖かったこと、すごく貧しかった事、生きている事がどんなに素晴らしいかということ。
孫に言うくらい生涯にわたって忘れない事だというのは想像に難くないです。
その人の生き方も変えるくらいに。
僕はこの服作りの仕事を始めた時は食べられなくて、
深夜までがむしゃらにやっていたっけなぁ。
こんだけやってこれっぽちか。という悔しさ。一ヶ月使えるお金は3万円あればいいほう。
どんなに手が速くなり効率よく動いても現状を変えることができない悔しさ。
この時、力がほしい、お金がほしい。
そう心で叫んで 味の薄い醤油チャーハンを悔し涙と一緒に口に入れた事も忘れられない。
誰にも言えない苦悩をまだ覚えてる。これは忘れることがないと思う。
あの時を思い出すからこそ、会社の設立まで駆け上がった、繋がったと思う。
何かを理由にしてやらない人がいるけど、僕に言わせると、心に刻んでない。命を賭けてない。「やる気」を忘れちゃってるか、そもそも諦めているか。
そういう人はよく喋る。人を批判する。言い訳を探す。
厳しい環境にたってこそ、忘れられない体験があるからこそだ。
いっそ後戻りできない環境に身をおいてみるといい。
意思が強い行動が起こせると思う。僕も元々は人の後ろを歩き、発言はYESしか言わないような人間だったんだから。
文/写真・綿貫陽介