正直なところをお伝えします。包み隠さず、wafuでいく。
私が子どもの頃は、「つらい、くるしい」と言うと、
「みんなつらいんだから我慢しなさい」とか「弱さを見せるのはみっともない」と、
そうあることを禁止された場面が多かったので、
「つらい、くるしい」と素直に言って、助けを求めることがなかなかできませんでした。
そんな日本の風潮も合ったと思いますが、時代は変わるもの。
そもそもつらいことくるしいこと、我慢しすぎるのも良くないもの、
という認識がやっと広がってきました。
我慢が必要な場面もありますが、過度の負担は素直に打ち明け、
負担を分散した方がずっと効率的だし健康的だという考え方も出てきました。
そんな中で、実はwafuも正直な弱音を、ぽろっとこぼします。
実は、オーダーってめちゃめちゃ大変!!
っていう気持ちです。
あああ~!別にお客様にオーダーしてほしくないということじゃないですよ~!
ちょっとだけそんなwafuの気持ち・現状も聞いてみてください。
オーダーをいただけるのは、服屋の喜びです。本当にうれしいです。
ご注文くださるお客様には、本当に本当に感謝しております。
そんな中でも、今がリネンのシーズンということもあり、
嬉しい悲鳴ですが、オーダーが殺到しております。
…実は、許容範囲を超えてしまっている部分が、ちょっとだけあります。
本来なら対面・その場でオーダーの採寸を完了し作品作りに入るのですが、
wafuはネット販売、その工程をメールで行っている部分が大半です。
1日に何名ものお客様とやりとりをし、採寸をネット上で完了していきます。
お互いの仕上がりイメージに勘違いがないか細かに確認し、ご所望の作品をお届けできるよう頑張っています。
本当ならこういったオーダーはやらない服屋がほとんどです。
服屋が提示した大きさの服を買ってもらうほうが、
お客様の身体に合わせた服1着1着つくるより、ずっと効率がいい。
そのやり方だって、服屋とお客様がハッピーになれば、全然オッケーなわけです。
でも、wafuはそのやり方を選びません。
なぜならwafuは、作品を手にとってくださるお客様と、
服を介して、ちゃんとつながりたいから。
その、『人とのつながり』が、好きなんです。だから、やめられない。
wafuの真のハッピーはそのつながりの中にあるからです。
正直な所、ひーひー言っていたりするときもあります苦笑
システムの改善も検討しています。
もっとスムーズに、自分たちも負担になりすぎないように、
効率の良い回転、環境を目指していきたいとは常に思っています。
wafuは風通しがよく、どんな方がどのような方向から見ても、
何も隠すところのない企業でありたいと思っています。
世の中に完璧なものなどないので、どんなに頑張っていても、弱点もあるwafuかもしれません。
ですが、それを卑下したりせず、その瞬間の最高のパフォーマンスで勝負したいと思っています。
それが端から見たら、まだまだであっても、です。
そしてまた、ちょっとした弱音、今抱えている案件に関するつらさの吐露といった、
正直な気持ちも、包み隠さずお伝えしたいと思いました。
そんな弱音をぽろりしましたが、
リネン作品の販売が中心のwafuは、この時期が最盛期!
弱音ぽろりのあとは再び気合を入れて、人とのつながりを大切にするムーブメントを起こすべく、
まだまだ駆け抜けていきます!
文と写真・笠原里紗