洋服のできるまで―マニュアルのない中で。やってみてやり方を変えていく。続・wafuの洋服デザインの中核に迫る

 

 

 

wafuの洋服ができるまでを

スタッフの話を交えながら記事にしていくこのシリーズ。

 

 

 

 

 

今回は、前回書ききれなかった、

wafuデザイン担当の綿貫社長のデザイン話の続きを書いていこうと思います。

 

 

 

 

社長のお気に入りはワンピースですが、

そのディティールも全体のデザインとほぼ同時に考えるそうです。

 

 

 

 

ピンタックとか、

 

 

 

 

 

ギャザーとか…

 

 

 

 

綿貫社長の口からよく出る言葉は

「よし、やってみよう」

 

 

 

 

服のデザインも、まずやってみる、を大切にしていきて、なおも大切にしているそうです。

 

 

 

 

作ってみて、うまくいかなければ、その場で変えてみる。

臨機応変な対応で、どんどん新しいことを試していく。

 

中には、製作途中で止まってしまうこともあるそうです。

 

 

 

 

そして、試して完成を迎えたものは、

まず裏メニューに登場します。

この部分は、お客様のほうがお詳しいかもしれません。

 

 

 

 

ある程度整っているデザインなら、

デザインから服の完成まで1日しかかからないと聞いたときは、

製作に何日もかかると想像していた私にとって、驚きでした。

ただ、試行錯誤を続けていると10日ほどかかってしまう場合もあるそうです。

 

 

 

 

 

 

綿貫社長に、デザインをはじめたころのお話を伺いました。

 

 

わたぬき服装店・先代は服の仕立ての下請けをしていて、

その頃は紳士ものと婦人ものの両方を仕立てていたそうです。

その後、紳士ものに関しては大量生産の仕組みができてしまい、

婦人服に専門に転換したそうです。

 

 

 

婦人服専門に転換した当初は、

扱う生地や縫い方の工夫に関して、大変だったそうです。

ノウハウを学び重ねて、今のwafuができあがっています。

 

 

 

 

現在の綿貫社長に変わり、

 

先代から引き継いだ女性向けの洋服を作るノウハウを活かしつつ、

とにかくやってみて、

違ったらやりかたをかえてみる、の繰り返しで今に至っているようです。

 

 

 

 

 

wafuが今の流れで歩き出した当初、

マニュアルはありませんでした。

とにかくやってみる。

うまくいかなかったら変えてみる。

 

 

失敗だと思ったら、別のやり方を試してみることで、成功にたどり着く。

しだいに、こうすればこうなる、という法則が分かってきて、効率が良くなる。

そうやって、wafuは流れを作って来たそうです。

 

 

 

 

何も無いところから、

服屋として培った知識をふんだんに利用し、

時代の流れを汲み取りながら出て来るイメージ、

それが形になる第一歩「デザイン」

 

 

 

 

その地点はいつも、マニュアルがありません。

いつも、やってみる、うまくいかなければやりかたをかえる。

ただ、そのくりかえし。

そしてそれが形になることのおもしろさを、綿貫社長は楽しんでいらっしゃるようです。

 

 

 

 

そんな綿貫社長の試行錯誤が、紙に書き取られていきます。

次回は、パターン製作のお話です。

 

 

 

 

文と写真・笠原里紗

ホームページ

インスタグラム

Share