ニットカーディガンを一から作りました。

繊維工場さんと何度も何度も打ち合わせをし子供が駄々こねるようにこだわったカーディガンです。

糸から生地にして特に縫製は手間のかかることをしました。

リンキングといって　各部位をミシンやロックで縫うのではなくて　編み物みたいに一目一目入れて合体させていくんです。

手間です、そう時間もかかります。　さらには外見パッと見はそのへんのカーディガンと見分けがつきません。

あくまでも僕の自己満足でしょうな。これ。

まだこの技術が出来ることが素晴らしくてリスペクトしている。

どこにでもありそうな服は安価でいい。そういう風潮があればあるほど　このやろーって感じでいいもの作りたくなる。

裾も、糸の太さを変えて、前立ても度詰にして総バリしっかりさせて、袖口も絶妙のフィット感にする為に配合変えて。

糸からつくったカーディガン。

僕ら直販なので17000円くらいで販売ができます。この価格を高いか安いかは　その人のステータス次第だと思います。

いいもの作ったー！という達成感があるのみ。どんなアパレル業界人に会っても全く恥ずかしくない。むしろ自慢したい。

それでよし。

じゃない。

売らなきゃいかん、会社潰れちゃう。

男女兼用なので僕はグレーと黒を一着づつ着ています。

気持ちいい～やわらかいニットなので伸縮性があります。

Sサイズの女性スタッフが着ても、うんいいね。

Lサイズ気味の僕も。LLサイズの方はきついです。すみません。

綿100%はいいですよー　洗濯もできるし、長いシーズンに着ることができます。

お洗濯は柔軟剤だけでもOKです。綿貫は柔軟剤オンリーをおすすめしています。

最初は手洗いで様子みていただければと思います。

袖口リブはふわんと広がらないので手さばきもよく、作業に向いています。

ものの良さは何度が着ないとわかんないと思います。是非カーディガンを育てていただきたい。

そのように思うばかりです。

文/ 綿貫陽介

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