キセキ
昨日も今日もwafuスタジオはいろんなことが起こります。
彼氏を追って台湾に行きたい。だの
スタッフの子供が転んで口から流血だの
さすらいの味噌やが来るなど。
さすらいの味噌やとは去年の台湾での販売会でローカルな街の小さなお店に入った時に知り合ったまさに奇跡の人だ。
帰りの飛行機も一緒で わおって感じ。
碇味噌という味噌やなんだけど宣伝もしていない。
40歳そこそこの肩に力が全く入ってない感じのヌケ感のある味噌や。碇さんだ。
味噌づくりイベントで生計を立てている。
未だガラケーだが台湾に行くときは親の使ってないスマホを借りていくらしい。
台湾の言葉ももちろん喋れないがバイクをレンタルしてドンドン奥地へ行っちゃう。
そんな味噌やをみていたら、僕、もっと無茶できるよな。と勘違いさせてくれる。
ちなにみ、昨日、寒かったのかTシャツの上にスイングトップのワークジャッケトを着ていたが ホットパンツのような短パンで
この縫製スタジオに来た。
もうその辺りのバランスが面白くてたまらない。
そんな味噌やのイベントを縫製屋のカフェでやりたいと思っている。
味噌造り体験だよー。一見どこにでもある感じの。
ただ僕達は奇跡で出会ったから普通じゃない事をしたいと思っている。
秋くらいの計画だがその時また話そう。
支援学校の生徒さんの実習を始めて10日目。
随分綺麗に縫えるようになった。
しっかり角をだしてキセの無いように。
販売店などでいい洋服を見る時にまず、角がしっかり出ているか、そこは僕達よく見ます。
その基礎的な部分は10日である程度理解できたのかなと。思います。
後、2日で実習終了。
この子が次回も学びたいと思えるようになってくれたら嬉しい。
この出会いもまた奇跡なのである。
文/写真・綿貫陽介