得るものの大概は、人の姿勢からじゃない?
新宿髙島屋での販売会、
多くのお客様に見ていただきありがとうございます。
19日(火曜)までですよー。新宿店のみの限定作品もありです。
それと並行して、
先日から支援高等学校の生徒さんが実習場所としてwafuスタジオで縫製を学んでおります。1名です。
3年生になると就職も視野に入れて自分に合った職業に絞って実習にいきます。
僕が実習場所としてwafuスタジオを使ってもらおうと手を挙げたのは去年です。
今まで合計3回行っていて、どれも自分自身が勉強になってるのを感じていました。
支援高等学校自体、wafuスタジオまで車で40分位。
女の子なんですが自宅から電車と自転車を乗り継いでスタジオまで1時間半位かかります。
それでも全然大丈夫だという。 素晴らしい。その気持ち大好きです。
なぜ 支援学校の生徒に縫製を教えるのか。
当初は、社会の為になる事を一つでもやってみたかったのと、もっとこの仕事を知ってもらいたかったからだ。
そしたら、学校の先生もまえのめりになるくらい真剣で、生徒やその親と話していくと僕自身が力になりたくなっちゃた。
なんだろう、覚悟が感じるのよ。僕の好きな覚悟ってやつ。
必死になって行動している時に伸ばしてやれることが指導者の腕の見せ所。
若手職人の河野の真横の席にしてミシンを踏む。
河野は優しく、時には注意を促しながら丁寧に教えてる。
その姿にもなんだか頼れるようになってきなあと。成長が嬉しくなる。
わたぬき服装は現在、13名の職人やスタッフがいる。
僕がひっそりと企画しているのだが縫製屋のカフェでスタッフと生徒で一緒に昼食を作るのはどうだろうか と。
そして一緒に食べる。
職人ならではの「同じ釜の飯を食う」というやつだ。
これはいいぞ。残ったら僕の夜食にもしよう。
ハンバーグが食べたい、から揚げもいいな。から揚げは甘酢で味付けしてほしい。ポテトサラダとも相性がいいからややマヨネーズ多めで作ってほしい。など要望が口から飛び出しそうだ。
今、やりたいことが毎日滝のように浮かんでくる。天から降り注いでくる感じ。
でも時間が足りない。
職人もスタッフもみんな大好きな人達だ。とても大切な。
僕はもっと時間を設けて話をしたいし、その為にも自分の働き方も見直す事にした。
自分にゆとりがないと大事なものがどこか行っちゃうから。
文/写真・綿貫陽介