ズボラさんな私、笠原は、お恥ずかしながら洋服のお手入れがちゃんとできるタイプではありません。

しかし、せっかく服屋さんに努めているのだから、服の丁寧なお手入れ方法を知ろう、ということで、

誰もが知っているような基本的なところから、

服屋さんがおすすめするお手入れ方法まで、

服の管理にフォーカスして記事を書いていこうと思います。

洋服のお手入れで大切な部分といえば、洗濯、ですよね。

ズボラさんな私は、洗濯物はいつも洗濯機にポイ、で終了ですが、

本来でしたら布の種類によって、洗い方が異なります。

布の種類の視点から見ると、

水を嫌う布、

水洗いしても全然平気な布など、

性質もバラバラです。

同じグループとしてくくられている布も、

更に細かい種類がたくさんあります。

この部分も今後記事にしていく予定です。

さて、前置きはこの辺にして、洗濯方法を見ていきましょう。

今回はwafuで取扱の多い生地の種類によってざっくりと、綿貫社長直伝の洗濯方法をご紹介します。

１．ウール素材の洗濯方法

基本はドライクリーニング。洗濯するなら。中性洗剤で手洗いが無難。

２．コットン素材の洗濯方法

洗濯ネットを使い、中性洗剤で。装飾があるものは手洗いが良い。

３．リネン素材の洗濯方法

洗濯ネットに入れ、洗濯機で洗えます。脱水はしすぎないで、陰干しが望ましい。

それでは、詳細を見てみましょう。

１．ウール素材の洗濯方法

ウールは基本ドライクリーニングが良いでしょう。

しかし、洗濯もできるものがあります。

その際、手洗いで対応したほうが無難です。

手洗いのポイントは

• 水につけている時間は極力少なく
• おしゃれ着洗用の中性洗剤が◯
• 一手間かけるならタオルでよく水を吸い取る
• 形を整えて干す

ウールは基本、水分を嫌います。

水につけている時間を極力少なくしてください。

おしゃれ着洗用の中性洗剤を使いましょう。

目立たない部分に洗剤原液を少量つけます。５分くらいおいたあと、白いタオルなどで軽く押さえて、色落ちしないかを確認します。

綿貫社長の方法は、ぬるま湯（３０℃以下）に洗剤を入れて、優しく押し洗いして、タオルでよく水を吸い取っていただき、形を整えて干す、ということです。

「タオルに挟んで３０秒くらい脱水機でもいけます。そして、シワを伸ばしてから平干しします。

こんな感じでお洗濯しておりますが。まずは水につけている時間を極力少なく、が大事ですよ。」

とのことでした 。

２．コットン素材の洗濯方法

基本的なことですが、まずは、洗濯表示を確認しましょう。

大抵の場合は、洗濯機で洗ってOK。洗濯ネットを使いましょう。

洗濯に使用する水の温度は３０℃以下のぬるま湯にするのがベストです。お風呂の残り湯を使う場合、気をつければ良いと思います。

コットンはその繊維の性質から、服の伸び縮みが起こってしまいます。

専門家の間でも、まだ解決しない問題の一つのようですが、

洗濯に少し気をつけると服が長持ちしますので、参考にしていただければと思います。

服をもっと丁寧に洗いたい！という方のために、もう少し細かなアドバイスを。

• おしゃれ着洗用の中性洗剤がおすすめ
• 洗濯ネットにいれる場合は、畳んだほうが良い
• 凝った装飾のものは、手洗いが無難
• 広げて干す

おしゃれ着洗用の中性洗剤がおすすめ。縮みが少ないと言われています。

洗濯ネットにいれる場合は、畳んだほうが形が整います。

乾燥機を使うと縮みやすくなるので、広げて干したほうが良いでしょう。

コットンもやはり、きれいに長く使いたいという場合は、クリーニングが一番確実です。

時と場合に応じて、洗濯方法を選んでみてはいかがでしょうか。

３．リネン素材の洗濯方法

こちらは前回もお伝えしましたので、復習という形で簡単にご紹介します。

• 洗濯機洗が可能。洗濯ネットを使ったほうが◯
• カラーリネンは最初数回色移りの危険あり。別洗で。
• 中性化着アルカリ性洗剤が良い
• 脱水はしすぎない
• 乾燥機より自然乾燥。陰干しならなお良い

リネンは洗濯機洗が可能です。色物の場合、最初数回の洗濯は色移りしますので、他のものと一緒に洗わないでください。数回洗うと色移りはなくなり、他の洗濯物と一緒に洗えます。

洗濯ネットに入れての洗濯でOKですが、手洗いだとさらに長持ちします。

中性か弱アルカリ性洗剤を使うのが良いでしょう。

脱水をしすぎるとシワになりやすいです。干すときには多少水分があったほうが、シワが少なくなります。

そして、長時間の日光で色むらができるおそれがあるので、陰干しが望ましいです。

リネンは乾燥性抜群ですぐに乾きますので、心配はご無用です。

ここまでまとめて書きましたが、

それぞれの素材を深掘りしていくと、洗濯についてまだ語りきれていないことが出てきましたので、

今後改めて、細かな洗濯情報をお伝えしますので、お楽しみに。

ズボラさんな私も、洗濯って奥が深い！って思いました。

日常的なことをスルーしがちな私ですが、このようなことを調べて、すごく興味が湧いてきました。

今後の洗濯記事がどうなっていくのか、見届けていただければと思います。

文と写真・笠原里紗

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