休みをくれた会社を飛び出し、一週間の旅に出た! -トレド編-
今回年末とまーったく関係ありませんが、私、笠原の旅の話を少しだけさせてください。
wafuを一週間休ませていただいて、
スペインで紐に釣られてきました。(ロープアトラクションです。)
個人的な旅行の話で恐縮ですが、
wafuのお客様には旅行がお好きな方が多くいらっしゃいますので、
情報共有と私の地味旅の紹介ができればと思い、書きました。
3部作でお送りしていく予定なのですが、
まあ、内容は、ぺらっぺらというか、そこまで濃いものを期待しないでください。
今回の旅のメインイベントはなんと言っても冒頭の動画の
ロープアトラクションをすることでございました!!
日本からスペインまで乗り継ぎ約18時間、
そして目的のロープアトラクションの所要時間は、わずか30秒。
そして、川の向こう岸から徒歩で地味に帰ってきたのであります。
そのロープアトラクションがあるのは、
スペインの首都マドリッドから南へ電車で45分のところにある古都、トレド。
首都からの距離やその街の性質が、日本の鎌倉に似ています(トレドの方が歴史がありますが)。
ちなみにロープアトラクションの名前はフライトレドと言います。
語学番組を見るのが好きな私、学生時代にスペイン語を専攻していたもので、
(ほとんどの学習内容を忘れてますがT-T)
ちょっと興味があってスペイン語のテレビ講座を見ていました。
そこで数年前、このアトラクションが紹介されていて、
絶対行ってやってみたい!!と思ったのであります。
このアトラクションは10ユーロ(現在のレートで1200円ほど)。予約すると倍以上の値段です。
行く前はすんごい混んでたらどうしよう…と不安だったんですが、
昼に着いてみたらなんと、私がその日最初の参加者。
11月から寒さ増すスペイン、今は閑散期なのかな。やっぱり地味旅行はオフシーズンに限ります。
とにかく、数年越しの夢を叶えて、感謝感謝で楽しかったです!夢は叶う!!
トレドは歴史の古い街。その美しい街並みを見ながらのフライトレドは、
一瞬だったんですが、最高でした!!おすすめっす!!
古都として名の知れているトレド、スペインに行って1日しかないのなら、
迷わずトレドに行けと言われるくらいで世界遺産にも登録されています。
先史時代から人間の生活圏であったこともあり、当然ながらその歴史は古く、
その地理的要因から歴史上各大国の支配を受け、
その際に入ってきたユダヤ教、イスラム教、キリスト教と、
各宗教の文化的な融合が建築に見られ、歴史を感じられる風景に出会える地域です。
街の造りとしては城壁の中に街があるという感じで、
古来から天然の要塞都市だったことを実感できます。
今でも現地の人は昔からの建物の中で生活をしていて(内装リフォームとかはしていると思いますが)、
住宅街に行くと観光地っぽさがまったくなくて、ここは古代ローマかはたまた中世西ゴート王国かと思うくらい。
私はそこまでトレドに詳しくなかったのでもっと調べていくんだったー!と後悔すると同時に、
今必死にネットで自分の知っている情報が間違いじゃないか確認しながら文章書いてます笑
また、宗教画家のエル・グレコが暮らした街としても有名ですよね。
学生のときに世界史を習った方でしたら、エル・グレコの絵を目にしたことのある方も多いのでは。
(ご存知の方も多いと思いますが、もちろんエル・グレコは通称で、本名はドメニコス・テオトコプーロス。ギリシア出身のテオトコプーロスさんはイタリアでの活動期にイタリア語でギリシアを意味するグレコと呼ばれ、スペインに渡ってきたときにグレコに男性定冠詞エルがつき、エル・グレコの通称で親しまれるようになりました。日本語でいうと、ギリシアさん、みたいな感じでしょうか。)
素人考えですが、私は個人的にこの方の黒の使い方は独特だな~と思います。
他の色を印象的に浮かび上がらせる黒の使い方、目を奪われるんですよね~。
歩いているだけでその歴史感に浸れる素晴らしい街トレド…
のはずだったのですが、私はその日の朝に飲み物を飲みすぎて、
じっくり街を味わうどころかトイレに行きたくて仕方なかったのであります!
しかもトイレが見つからない見つからないT-T
おかげでエル・グレコ美術館も立ち寄れず、歴史的な建築物もじっくりと見れず…何しに行ったねん!!
ですが、それはそれで思い出に残る旅になったなーと笑
フライトレド乗れたし。もらさずにトイレに行けたし。よかったよかった。
さて、なぜ私はその日に飲み物を飲みすぎてしまったのか?!
その答えは、マドリッドの習慣と関係があったのです。
次回はそのことをお伝えしようかと。
更新は来年となりますが、懲りずにまた、息抜きがてら見てやってくださいませ。
それではみなさま、良いお年を~。
文と写真・笠原里紗