タックのアイロンがけ
一昨日お客様よりメールをいただきまして
内容としましては
「ボートネックふんわりスカートのワンピースの様な前2本、後ろ2本のひだのワンピースを3枚持っていますが、ひだのアイロンが難しいです。洗濯したら折り目が消えてしまって。ブログで教えて頂けると嬉しいです。」
ということでございました。
タックの根元のアイロンがけを簡単にできる方法がご希望でございます、
早速、家庭用アイロンを手配いたしましてやってみました。
こちらのようなウエストのタック部分のアイロンになります。
まず簡単に綺麗にということで 僕らは馬と呼んでおりますが
このようなアイロン台を使います。家庭用でご用意できるもので十分です。
ご用意できましたら
ワンピースを裾から入れます。
タック部分をアイロン台のとがっているあたりに置きます。
この時にタックを真っすぐ整えて ある程度の形をつくっておきます。
これが重要で綺麗に整えれば半分できたようなものです。
もしウール素材など熱を加えるとテカっとしてしまうものは
当て布をうえにのせてアイロンがけをします。
リネンやコットン素材などで必要のないときはダイレクトにアイロンをかけていきます。
この時アイロンの先端を使って、下に引くようにしながら サッサッと蒸気を出しながら折り目をつけていきます。
これはアイロンがけする前です。タック部分に膨らみがありますね。
これは2~3回サッサッとアイロンをかけました。
折り目がつきましたね。
その程度でタックの根元部分は綺麗にかけられます。
その際、蒸気をあてると他の部分がシワになる時があります。
その時はむやみに蒸気を当てずプレス(押し当てて)してシワをとっていきます。
ワンピースをつるしてアイロンがけする時もございます。
その際もサッサッとなでるようにかけます。
ポイントは アイロン台をつかい、タックの形を最初に整えることですね、はい。
素材がしっかりしたものであれば、やや引っ張り、整えてもいいと思います。
後はアイロンの先の部分を使い、軽くかけてあげるだけで綺麗にいきます。
もし、難しいようであればまたご連絡いただければ思います。
条件に合わせてやってみますので。
文・綿貫陽介