watanuki_wafu　◀︎他の投稿はこちらから
今日はあるアパレルメーカーさんからの相談を受けて
アドバイスさせてもらった備忘録です
ものづくりされている方には耳が痛い話になるのでゆっくり読むか　
そっとスマホを閉じてください
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【アパレルの製造業　給料が上がらない問題】

えー、この道約20年となり　
アパレルの製造業の「給料」賃金問題について切り込みたいと思います。
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要因は大きく3つあります
この３つに全部当てはまっていたら、もう今すぐ業界脱出してください（笑）

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1つは、企業がOEMしかやってない。
もしくは自分たちで工賃を決められない状況の会社。
メーカーから委託注文を受けてただ惰性と怠惰で作るのみ
この仕組みで給料がずっと低賃金なら
この会社は今すぐ飛び出そう。先がない

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２つ目は　シンプルに、作る人にスキルがない。
製造業は「スピードと綺麗さ」の両立が全てです。そう、、、その結果が全てです
早く給料を上げたいなら　誰よりも速く、美しく。

それには　誰よりも数を縫うしかなくて
ハッキリ言います。数でしか質に転化しないです
服作りで言うならば
一日８時間の労働で3年間やっても何者にもなれません
誰でもなれる人になるだけ。

技術職でのし上がりたいなら　はやく所得を上げたいなら
仕事をはなれても考え　
自分の時間をつかって一着でも多くつくるしか答えはなかったりします
自分との闘いなんです

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ぼくが服飾の会社をもつことができたのは
1日11着のテーラードジャケットを縫わないと生活ができなかった。
当時は月間60万円稼がないと家が銀行にとられる状態でした。
そんな環境が異常値をただきだし　急速に技術が上がった
だから雇用ができ、人に技術を教えて会社を大きくしていきました。
すべては数をこなした結果です。

まだ何者でもない人が　
何者かになるために差し出せるのは時間だけで
その時間を使って数をこなし結果に結びつけるのが「技術職」
だから尊い仕事になります
はやく所得を上げたいのなら　とにかく自分の時間を差し出せ。です

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最後の3つ目は　経営者の怠慢
ズバリ従業員の所得を上げる努力をしてない。
価格をメーカーと交渉したり、経費を見直したり、効率をもとめたり
ときには赤字社員や会社に悪い影響のある人を解雇することも必要になったりします
常に改革があり、改革にはその都度「痛み」を伴います。
ストレスも半端ないです　眠れないです
それを恐れず所得上げるために行動できる人がリーダーでなければ
その会社にいても所得のアップは難しいです。

最後まとめると
アパレルの製造職　給料が上がらない問題
1.価格決定権がない
2.作る人にスキルがない。
3.経営者の怠慢

現場からは以上です。スタジオにお返しします
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追伸…相談の君へ
２つ当てはまっているようですね。大丈夫。
あした死ぬとして後悔しない行動をとればいい。
働く人にできるだけ給料を渡したい
あなたのその気持ちは痛いほど分かります。
そのためにできることは１・３を覚悟をきめてやるってことです。
でも、そもそも2がなければ意味はないけどね。

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