【wafu.辞めます】

【wafu.辞めます】
watanuki_wafu ◀︎他の投稿はこちらから
4.29(土)の “縫製を志すもの展” を目の前に
どうしても投稿をしておこうと決めていました。
wafu.は去年入社した若手縫製士が
2名、今月退職することになっております。
そのため、 “縫製を志すもの展”を3名で行います。
今日は少しだけその内容に触れたいと思います。
ぼくらの半数以上は移住者になります。
その時点で勇気ある決断ですが
退社する決断もまたとてつもない勇気があると思います。
━━━━━━━━━━━━━
2名の退職者について
━━━━━━━━━━━━━
服作りを仕事にするのは初めてで、
そもそもミシンを使うもの初めて、
そんな20代の若者のたち受け入れて実際どうだったのかというと、
すっごい勉強になりました。
これもお互いの挑戦だったと思います。
wafuで人はどのように育つのか。
どんな気持ちになっていくのか…
実は一人の退社する若手からは、
はっきりとした理由は聞かされてないんだ。
たぶん彼女も本当に何がしたいのかがハッキリわからないんだと感じました。
ぼくが思うに、目指している先に「服作り」というものは違った。
そういうことだと思う。
彼女は、服作りをしたこともない未経験者だった。
分かっていることは、モノづくりが好き。絵を描いたり、つくったりするのが好き。
そんなスタートでした。
実際やってみていろいろ思う事があったんだと思う。
経験も知識も何もない状態だったから
本人も大変だったと思うし、サポートスタッフも大変だったと思う
服作りのような技術職は時間を投下した分だけうまくなるからね。
周りの若手縫製士が前職での挫折やそれなりの経験をしていることも
力強く真剣に映ったのかもしれない。
この仕事を「やってみたい。」と 「どうしてもやりたい。」の差は必ずあると思うので。
彼女は明るい性格で人付き合いも上手。
だんだん責任感も芽生えてきてさ、これからどの仕事場でもしっかりできると思います。
頑固なところがあるからそこはプラスに転じれば最高だと思う。
動画内のインタビュー…この会社の良いとこ、悪いところ
改革スピードが早い。自分で情報をとりにいく。惰性と怠惰が好きな人は向かない。続きは4.29CIPで
もう一人の彼女は、
もともと、持病で来社すること自体難しい状態で、今日も休んでいます。
服作りが好きなんだけど体がついていかない。。救急車で運ばれたこともあってさ、
ぼくはそれがきっかけで、緊急連絡先を書いてもらったんだ。
退社後は、実家に戻って療養することになりました。
今だから言うね。
ぼくが直接面接したんだけど、即採用したあの日…
本社2Fに駆け上がってメンバー達に言ったのは、
「これからいろいろあると思う。
ぼくの決断は半分間違いかもしれない。
でも半分合ってると思う。
何かあったら全部の責任をとるんでお願いします。」
こんなことはじめて言った。。
入社3ヵ月後、自律神経の問題で来社が難しくなった。。
出来る限りのことは全部やる
音が少ない場所に変えたり、
働く時間を変えたり、
家での仕事をOKにしたり。
でも、
1年2ヵ月経った今、
彼女に退社を決断させてしまった。
ぼくは力が及ばなかった。
綺麗なスモッキングを担当した彼女です。
出会いがあり、別れがあり…
それでも進んでいくのが会社ってもので止まることはできない。
2名は退社になるんだけど6名の縫製士がすごい勢いで育っている
ぼくが命をかけてやるべき事はこの成長をとめないことで、
すべては、「つながる未来のために」
産業が続くこと、資源を循環させること、社会を考えること、
そして、ワクワクすること。です。
こんな内側の話までお付き合いいただきありがとうございました。
4.29の “縫製を志すもの展”では
縫製士の顔と仕立てた服を是非見に来てください。
━━━━━━━━━━━━━
つながる未来のために