洋服のサステナビリティを縫製工場が思うこと

コロナで外食を控える中、ご近所にビールを持っていきアポ無しで飲み始める綿貫です。

ご近所さんも付き合って飲んでくれるから僕はホント幸せものです。

 

こんな社会が続いていけばいいなぁと勝手に思うのですが

地球は多くの問題を抱えています。

(いきなり大きな事を言ってる)

 

僕らは服作りの会社として、モノを生み出していかないと生計が成り立ちません。

 

でもどの企業も廃棄物としてゴミを出します。

 

その後も売れなくなった服は焼却処分されます。世界的に見れば生産した服の半分は捨てられています。

 

過剰生産なんです。

 

では一着を永く着ようぜ!必要最低限の服だけで暮らそうよ。

 

これが究極のサステナビリティだ!

 

これは半分正解で半分間違っています。

 

まず、全世界にこの制約がつけられるか。です。

 

それとオシャレもします。服は個性の象徴でしょ。

 

この流れを止めようがありません。

あと僕ら作り手側としては、服を作らなくなれば、職人もそんなに要りませんの技術の伝承はしなくなります。

腕は確実に落ちます。

結果、産業としては衰退していきます。

 

ならば環境負荷の極めて少ない素材を使おう。

 

そして服を作り続けられる持続可能な環境にしよう。

 

それがリネンでした。

 

自然のものであり、機能性も兼ね備えてる万能なやつ。

僕らはデザインもできるしパターンもつくれる。

あとはやるだけ。

 

産業廃棄物としてのハギレもwafuでは販売しています。一見ゴミですが資源と言い切ります。

 

服の最後も焼却じゃなくて土にかえす。

 

wafuで最後看取ります。というリネン服を埋めて土にかえすサービスやろうかな。大きな土地買わないといけないけど。

 

僕らの取り組みはまだまだ小さく認知も至りませんが

 

発信し続けることで少しでも多くの方に

 

環境のことや産業のことを知っていただければ幸いです。

 

また、書かせていただければと存じます。

 

文/写真・綿貫陽介

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