こんな気持になったのは初めて
社会でなんとか生きてます。
昨日は親父と製品管理についてスタッフが止めるほどの怒鳴り、白熱の言い争いをした後、
2人だけで夕めしを食いにいく。という親子ならではの落とし所がなんとも気持ちいい今日このごろです。
小売をしているといろいろなお客様に出会いますがそのお話をしたいと思います。
作品を納品し3ヶ月後… 何も連絡なしに返品が届いた今日。
中に紙があって「サイズが合わない」 と。
それはもうちょっと早く気がついてよー。
お客様に対し非常識とは言いにくいが、やっぱり非常識すぎてフリーズ
僕は子供に「それ、信用なくすからやっちゃダメなやつじゃん。」と言ってる行為に相当します。
数ヶ月後の返品に対し対処法や連絡での言い回しが思い当たらなかった僕。
だって常識が通じる方ではないでしょう。なんて言っていいかノーアイディアですよ!
Twitterで嘆くしかなかった無能な男。
す、するとDMでその品物が何かも分からないのに「私、購入します!」と。
え、どういうこと?!
返品になったボレロを買う?
やりとりの中で
このDMをくださった女性は
「ファッションには無頓着で年中Tシャツにジーパンみたいな人間なんです😆
1万円の洋服なんて数年ぶりのお買い物なので、ドキドキです」
「私自身も最初1着がクリック1つで購入するより、こんなプチストーリーがある方がより愛着も湧くとおもうので☺️」
おもしろいフレーズ。ようこそ!
それで思った事があります。
ちょっと、難しい事を書きますよ。準備はいいすっすか。
それは
「価値のあるものと意味のあるもの。」とは。
服は暖かいとか涼しいとか体を守りそういう価値のあるものだから買う。
それが安くても体を守れればいいっすよね。
全く同じ素材でそっくりのものがルイヴィトンから販売されたら、高くても着る意味のあるものになっちゃう。って例えです。
着る意味のあるものに。
こんな滅多にないwafuの裏側のストーリーを意味のあるものにして買ってくださった。
僕はなんとも言えない気持ちになりましたよ。
感謝の気持ちを込めてなぜか僕がそのボレロを持っている写真を撮ってしまっています。もう意味が分かりません。
こういう感覚の人に出会えて、すごく心が幸せな気持ちっていうんですかね、初めての感覚で文章で書きにくいんですが
人間の柔らかいところを「ふにゅっ」てされました。
人の営みや関係性、そこに意味のあるものを見出して生活ができるような人は
人にも行動で伝えられる、それはつながっていく。
僕もそんな人になりたいなぁ。
文/・綿貫陽介