幕の内弁当を僕らは目指してない。
ふりかけとヨーグルトだけは絶対にきらさないでと妻に言い続ける綿貫です。
時間がない時にふりかけご飯。腸内フローラに気を配っております。
さて先日、百貨店の催事をしている業者から「銀座三越」の7Fでやりませんか?というお話をいただきました。
即答ですよね、やりますっ!売らせてくださいって。
そして
僕はその一時間後にお断りました。
理由はこうです。
1、展示スペースが200cm×60cmくらいしかない。
2,合同で他の作家さんも混同していて売り場で何を売りたいのかよく分からない。
3,そして、売り場の奥なのでブースの中に入らないと服に触れない。
4,向こうサイドの手数料が半端ない。
要はブランドを弁当箱に詰め込んで幕の内弁当にしちゃってる。
飛び抜けた旨さより、まあ当たり障りない弁当になっちゃってる。
それぞれの売り場が狭くブランドの個性がでないので逆に起こしくださったお客様を残念にしてしまうと判断しました。
一番最悪なのは、わざわざ足を運んでくださったお客様が帰りながら、全然見るものないねー。って つぶやくことです。
催事業者としては多くのブランドを売り場に詰め込めばその分、何かが売れてマージンが懐に入るという考えだと思うんだけど、
これは逆で、いい売り場なら世界観を作り込まないとダメ。
ブランドさんを本当に絞っていかないと。
ネットでもそうだけど情報が多すぎると目がシャットダウンしちゃう。人差し指でサッとスクロールしちゃいます。
この辺の価値観に齟齬があるなと。
初めて声をかけてくださった業者さんでしたがお断りをさせていただきました。
最近は僕自身も、これはやる、これはやらない。という線引きをしています。
時間があっという間に過ぎていくって休み明けの月曜日とかはほぼメール返信で終わります。
それはそれで自分たちのお店なので構わないのですが、別案件でOEMの依頼やお願いを振られると自分たちの土俵以外に時間をさくことになり、十分なパフォーマンスができません。
限られた時間の中で効率よく、皆様により服を提供できるように、そのために以後 注力して 生を尽くしていきたい。
以上、心の中でした。
PS 2・28日から横浜京急百貨店3F(上大岡)で販売会を行います。
お客様のご来店を心よりお待ちしております。
27日からなんですがこの日は優待の方のみの入場になります。
文/写真・綿貫陽介