店主の顔を見たくなった瞬間。
来週の月曜日に雑誌ナイスシングスさんの取材を受けることになり、
少しでも見た目を良くしようとスタジオの糸整理する。
午後20時を過ぎ 手伝ってくれた若手職人のヤナセと晩飯食べに行こうってなった。
ラーメン屋さんまで車で5分。
到着し店内へ エアコンがキンキン さみー。
綿貫 何するー。
ヤナセ 僕は激辛味噌ラーメンのお肉増しで。
綿貫 おお、激辛いのいくねー。じゃあ、自分は通常の辛味噌と餃子2枚。餃子いけるよね?
ヤナセ はい、食べられます!
綿貫 あとビール、瓶で。グラスは1つで。
店員 はいかしこまりました。
ヤナセ 社長、再来週の土曜に名古屋で知り合いの結婚式なんですよー。
綿貫 おお、コース料理食べるんだなー。 そういえば妻とフレンチとかコース料理食べたこと無いな。結婚式もしてないしなー。あれ、そういえば今月結婚10年目だ!やべー!気づかせてくれてありがとぅー。
<後ろの席で>
客 ちょっと店員さん! このスープすっぱいわよ!飲んでみなさいよ!
体操 塚原女子強化本部長似の女性が店員さんに絡んでいる。
綿貫 おー、ヤナセくん!
ヤナセ 社長!
絡まれないようにしよう。
店員 お待たせいたしました。
おお、早速、餃子から食べ始める。
綿貫 さてラーメンのスープをゴクリ。 喉にきたっ 辛い! むせる!
ヤナセくんカレ~よ辛い、これ!
ヤナセ ええ、そうですか、まあこんなもんですかねー。大丈夫ですよー。
ヤナセくんの激辛ラーメンは肉増しで量も多い、27歳の若者は胃粘液も強い。
話も盛り上がりラーメンの麺を食べ終えた頃
ヤナセ あれ、社長のスープ赤くないっすか?
おお、激辛ラーメンのヤナセくんより赤い。盛っている具が多くてスープの色がわかんなかった。
ヤナセくんが味見してみる。
ヤナセ 俺わかんないっす。 →こいつは、舌がつかいもんにならん。
明らかに自分の方がスープが赤く、辛い。
それと同時にフラッシュバック!
あの、すっぱいといって店員さんに絡んでいた塚原女子強化本部長似の女性のクレームは
このラーメン屋の店主が本当に調味料の入れ間違いかもしれんぞ!
どおりでヤナセくんが平気な顔して食べているわけだ!それ通常のラーメンで
こっちは辛かった、激辛じゃん。反対じゃん。
僕たちは店員に間違えてるてることを言えばよかったが迷ったが結局そのまま店を出た。
店主は熊みたいな人だった。
明日の話のネタにしよう。笑ってもらえばそれでよし。
昼間は縫製屋のまかないランチの日だしな。
そういう気持ちで「わたぬき服装」は運営されています。(ウソ)
文/ 綿貫陽介