全身の匂いを消臭スプレーで消した出張の話。
先月、ルームス展示会に行った時の話。
僕はアパレル業界を知らない笠原というスタッフと一緒に行く事にしました。
やっぱり人は経験です。百聞は一見に如かず です。
彼女なりの見方で勉強になったのかなと感じますし、アイデアも沢山でました。
僕は出張にスタッフを同行させることが多いです。
経験になるのがもちろんの事、同じものをみてそれぞれどう感じるかのアウトプットの部分が成長のカギになると思っているからです。
笠原は英語が喋れます。外国の担当者と話した時の事、
普段は何かしでかしそうなこの笠原がかっこよく見えたんですねー。新しい発見でした。
この展示会に行く前、やはりカレーが食べたいと思い、
行ったお店が換気が非常に悪く、お店を出る頃には全身、お肉の匂いが染みついていかんせん。
コンビニで消臭スプレーを買い、お互い吹きかけ合うという、何やってんだあの人達みたいな視線を感じながら
会場入りしました。
一通り見ながら思う事は、卸販売や取引先開拓を目的としている為、どうみてもこの値段じゃ高いものも沢山ありました。
僕は縫製屋です。素人の笠原がみても縫製ほつれてダメですね。というものまであった。
「私がデザインしているんです~♡」 いやいや、喉の先まで言葉が出かがっていたな。
あんた、まずいいものをよくみなさい!うわべのデザインだけじゃなく! これは安物の仕様だ と
通常アパレル卸販売は5.5掛けや6掛けが多いと思います。
約半分は販売店がとるシステムなので上代が高い。
4万円のワンピースは1.8~2万円くらいが。販売店
wafuのリネン服を現状で販売店で卸すとなると上代4~6万円くらいになっちゃう。
今はネット直販売ならではの価格なので悩ましいです。
でも多くの方に知ってもらい、良さを感じていただかないと若手職人の雇用ができない。
ネット販売も多様化してきて売り上げがとりずらくなってきました。難しいです。
一人でも多くの方に知ってもらえるように発信し続けます。
wafuでこれから何をしていくかアップしていきますので。
文/写真・綿貫陽介