好きな仕事を辞めるか、続けるか。
デジタルが普及し、グローバル化の中で衰退してく産業は沢山ある。
僕ら洋服を作る会社は海外製品に負けないように必死です。
先日、フリーカメラマンを30年近くやっていた方と話す機会がありました。
仕事に対して皆勤、休んだことがなくしっかり者の彼は 職を失いました。
最近はカメラも専門的な知識がなくても綺麗に撮れ、加工技術も簡単にできるようになった。
わざわざプロに頼まなくてもということだろう。
仕事をしていて、この先の事って考えたことありますか?
このまま続けていくとどうなるか。
僕はアパレルの接客販売をしておりましたが好きでした。
でもその企業体制に未来が見えなかった。
もし、ずっとやりたい仕事と感じたならば 今から考えていくこと。
仕事自体、時代によって変化をするものだとまず考えること。
僕は家督を継いだ時はメーカーの下請け、いわゆるOEM。
今はデザインからパターンを引き、縫製、販売まで行います。
四六時中勉強しましたので今成果がでて何とか食べていけます。
もし未だOEMだけをしていたらとゾッとします。
変化の激しい時代、上場企業も5年先が見えない時代です。
僕はこの仕事を少しでも長く続ける為の努力を惜しみません。
手仕事、品質、丁寧、そして人の成長。
でも それらは全て、皆さまのおかげで続けられているのです。
ありがとうございます。
文・綿貫陽介