スタートしてます。
今日もここ綿貫服装はコトコト洋服を縫っております。
本日から2週間、支援学校の生徒が仕事体験をしております。
初めて触れるものに驚きながらのスタート。
僕はもう最初の感覚は忘れてしまったけどこんな感じだったのかもしれない。
生徒は基本、社会に順応出来ることが優先だと思います。
この洋服を作るということが全てではなくて作業をしながら人とうまくやっていけるか、
どんな会社なら自分に合うかという事を見極める機会です。
その機会をここでよければ使っていただきたいです。
まず2週間ありますからミシンに慣れることが一歩。
残布に線を引きながら練習しました。
興味を持つことが大事で生徒以前の通っていたセーラー服の襟型を裁断しまして、
ステッチ縫いをしたりをして一日を終えました。
とてもゆっくりですがその方がいい。そう思います。焦ることはないです。
明日は午後から横浜の京急百貨店で販売会の準備をしに向かいます。
帰るのは深夜なので一緒に行くスタッフも僕のわがままに付き合ってくれて本当にありがたいです。
僕らの業務を簡単に分けるとデザインやパターンを作る人、縫う職人、作品をwebにアップする人、
梱包する人に分けられます。
全てをこのスタジオで行っております。
みんなの役割があるので僕がたまに出張に行くことができます。
最近はね、本当に綺麗な仕上がりの作品が多くて、若手職人を支える皆さんのおかげでもあります。
職人さんが働きやすい環境であること。待遇面も含めて。
これが僕の目指す新しい縫製業のあり方その1です。
その為には職人さんを育てていけるくらいの会社にしないといけません。
見ていてください、その為の努力は惜しみません。
どこまでも食らいついてやろうと思っています。
文・綿貫陽介