お便りから思い出した20歳の時
お客様からメールをいただきまして
その方もアパレル系セレクトショップ会社で以前仕事をなさっていたということで
自分の20歳を思い出しました。
当時、洋服の販売員としてセレクトショップに入社し接客というものを身をもって体感しました。
それは一番の財産だと確信をもって言えます。
接客業っていいですよ。
人間関係なので。
僕は売る気が無いってよく言われました。
それは だらけているのではなくて、お客様の趣味嗜好を聞いてアンバランスな時はズバッっと言っちゃう。
家庭の事、恋愛の事、仕事の事なんかの話が大半になっちゃう。
でも不思議でしてね、
気が付いたらいろんなお客様が毎日お店に来てくれて、食事やイベントに誘ってくれました。
楽しくてたまらなかった20代。
妻との出会いもこの会社で当時上司でした。
オールデン、パラブーツ、ホワイトハウスコックスなどのスーツスタイル メンズ店の店長で
女性がメンズでっていうところが好きになったきっかけかもしれません。
僕もね、人と違う事をするのが面白いと思っているのでその辺りかな。
10数年経って、今その会社は優秀な方が多く退社され小さくなってしまいました。
寂しいですが社会ってこういうところです。
会社ってリーダーによってこんなに変っちゃうんだって。人を雇用し維持するのって本当に大変だって。
今、僕は同じ土俵で戦っています。
社会にのまれないように努力し続けるつもりです。
メールでオーダーのご相談いただいてるお客様、返信するのは私一人でタイムロスなど申し訳ないのですが
お客様と一番近い場所に立ってアドバイスしたいと思っています。
文・綿貫陽介