入学ですね。
昨日入社しました。
wafuに新入社員です。
彼女は全く縫製とは無縁の生活をしてきました。
その為、ミシンは今踏めません。
私はやる気を大事にするタイプで熱意を感じました。
愛知県より越してきたのです。
大手上場企業を辞めて。
お給料や福利厚生なども当社とは全然比べ物にならないですよ。ええ
その行動が私が彼女を採用した理由です。
現状、縫製業界では経験者を雇用するのが一般的。
利益が上げれるようになるまで何年か時間がかかるからです。
ではどうして経験の少ない、またはない方ばかりを雇用するのか。
それは数年前ある会社社長の名刺の裏に書いてあった「損と得とあらば損の道をゆくこと」
とありまして感銘を受けたのです。
経験者の方が有利⇒企業は得
未経験者は不利⇒企業は損
私も先代から家業を継ぐ際、兄弟から「よくやるなー」と言われました。
日本の縫製業界は衰退の一途でなおかつ経営経験のない私が先立ってやるんですから。
失敗やうまくいかないことも多かったし何度もやり直しましたし疲労でダウンしたことも何度がありました。
だからこそ今があります。やる気と努力だったと思います。それにぼんやり明るい未来。
最初は損の道から始めれば後は上っていくだけだからやりがいがある。
ハングリー精神も大いに研ぎ澄ますことができます。
服を作るということ。それは人が成長する過程をつくること。
少しでも長く続けられるように私がなにより先頭に立って努力するつもりです。
量販店にない、wafuだけのお洋服をお届けすることに胸を張って、いざ未来へ。
P.S スタッフの子供と2ショット。この子が大人になった時にもwafuが続いているような未来 頑張る!
文・綿貫陽介