繰り返して 得るもの。
今日、縫製を学ぶ事についてお話したくて 書かせていただきます。
今現在、指導をさせていただいております。綿貫です。
何のお仕事もそうですが繰り返し続けることで技術を習得していきます。
洋服を縫ってはほぐし、縫ってはほぐし、ロックミシンのほぐしは特に大変!
通常の布帛用のロックミシンは3本糸ですが
僕達は4本糸を使います。より頑丈になっております。
なので一から作るより、直す方が時間もかかります。
僕もそうでした、うまくいかないのが悔しくて ほぐしながら、絶対綺麗に縫ってやるって。
心が折れない方でしたら、気持ちがある人でしたら僕達はとことん付き合います。
性別、年齢なんて関係ありません、やる気と根気です。
製品になる過程は地味なものです。
それがモノ作りの原点だろうし、近道はないと思います。
親父の背中を見ると常々思います。一流の職人さんは人の何倍も場数を踏んでいます。
静寂な作業場に手元の明かりが灯り、黙々と。
文・綿貫陽介