モノづくりを続けていくということは。
本日、名古屋よりお客様がお見えになりまして
その方がなかなか面白いんです。
モノづくりが好きないわゆる工業女子です。河野さんといいます。
鉄を削ったり加工したり、設計したりと男性顔負けの根気とフットワークの軽さ。
大手自動車系の会社で働いております。
彼女のモノづくりの姿勢が実に真っすぐで 共感しました。
僕らの縫製の職場は女性が多く活躍しています。
時代にあった運営スタイルが求められるのではと常々考えてきました。
女性の場合、結婚、出産、育児などもございます。
労働時間の融通や休みの考慮、これが重要ですね。
実際に大手企業で働く女性との意見は参考になります。
昔、販売を始める前はメーカーからの請負いの仕事でした。
高級なワンピースやコート、シャツなどを作り、値段のタグ付けまでして納品します。
数万円する洋服を作り、工賃は一日やっても5000円~8000円くらい。
バブル崩壊から業界は最低ランクの仕事に。
これじゃやる人はいません。
なので改革が必要でした。
全てをかけるくらいの。
自社ブランドを作り販売することがこれからの未来でした。
僕達 wafuが作る洋服は大量生産はできません。
一人で一着づつ縫い上げるスタイルで携わった職人が責任をもって仕立てます。
それは評価やコメントによってお返しくださった時、これ以上にない達成感、「やりがい」をいただきます。
ということは、お客様とのやりとりがモノづくりを続けさせてくれます。
ありがたい、ありがたいです。
本日もコメントくださったお客様本当にありがとうございます。<お客様の声>
何かを生み出す仕事は業種は違えど喜びは同じかと思います。
河野さん、また女性目線で、仕事のあり方やモノづくりのこと聞かせてください。
文・綿貫陽介