wafuについて
wafuは洋服を仕立てています。
洋服イメージをデザインし、型紙を引いて「カタチ」にしていきます。
縫製職人の手で試作、調整を行い完成品が店頭に並びます。一貫して当スタジオで行っております。
職人一人で一着づつ縫い上げるスタイルで最後まで責任をもって仕立てます。
クチュールような注文服製作に近いものだと思っていただければと思います。
戦後、祖父が縫製業を始め60年以上、時代を超えて家業を続けてきました。
誰もが知っているであろう有名ブランドの下請けを経て多くの知識と経験が宿っています。
その技術と知恵をwafuの洋服に注ぎ込みます。
素材選びについて
リネン(麻)、綿、絹、ウール、などの天然素材を中心にリバティやパッチワーク、
質の高い素材で商品を展開していきます。
私達の素材選びのポイントは手触りのよいものが基本。
素肌一枚でも着られることを想像して選びます。
それは袖を通した瞬間の 喜びとイコールですもの。
多くの作品をリネンで製作しています。リネンの取り扱いは専門と言っても過言でございません。
何度もの染色を行い、カラーの豊富さやその厚みの種類。
春夏秋冬問わずお召し頂ける そんなリネンの取り扱いは当店の特長でもあります。
リネン(麻)は最初お召いただく度に表情が変わります。
着ていく中で生地が柔らかくなり体に馴染み、自分の体にあったシワや風合いが「味」になります。
その「味」を長く楽しんでほしいから縫製も頑丈に作ってます。
通常の布帛用のロックミシンは3本糸ですが僕達は4本糸を使います。より頑丈で丁寧に作ってます。
商品はワンサイズ展開となっております。
サイズ違いについてはオーダーにてご相談くださいませ。
生地在庫を確認しお客様のサイズにてお仕立てすることも可能です。
生地やお色の変更も同様に可能です。
あなたの好きな素材や色で寸法で 何通りも広がります。
お手持ちのお洋服の胸囲と肩幅をお知らせいただければ全体像が頭に浮かびワンピース、
トップスなどもを仕立てることができます。
これは経験によって生み出されるものですが一度、話のネタにお試しください。えっこれだけで ! と
きっと驚くと思います。
部分的に大きい部分や小さい部分はお知らせいただければ対応できます。
できるだけリーズナブルにあなただけの一着をお手伝い致します。
手仕事という選択
「教えていただく」という謙虚な気持ちを大切に伝わっていくものがあります。
今日の一日、肌に触れているものだから、手の温かみや思いのある洋服を届けたい。
思いが通じるかは一方的で分かりません。
しかしながら感じてもらえるよう努力を惜しみません。
wafuの仕事は作品到着後、封を開ける瞬間から始まっています。
手仕事の魅力を感じていただけたら、本望でございます。
技術の伝承と師
「教えていただく」という謙虚な気持ちを大切に伝わっていくものがあります。
職人の高い技術を目の当たりにして、どれほどの歳月をかけて習得したのだろうと。
一流の職人さんは人の何倍も場数を踏んでいます。そこに近道はありません。
手際、加減、指先の動きまるでピアニストのような流れる動きがそこにはあります。
現在は人材育成にも力を入れております。
中には全く縫製経験のなかった職人もおります。
wafuは情熱や夢を感じさせてくれるそんな人ならば資格があります。
年齢、性別、国籍そんなものはボーダーレスです。
思いが込められる縫い人になれるように。
経緯と挑戦
以前私はセレクトショップで洋服の販売をしておりました。
洋服が出来るまでのいろんな業種をみてきました。
多くの方に出会い、そして自分で服が作りたいと思いました。
家業が縫製業だったのはその為の道のりだったのかもしれません。
現在日本で流通している洋服の日本製はわずか3%しかございません。
97%は海外製品です。
それだけ本格的な作り手も減ってるんですね。
業界の高齢化や担い手不足、 取り巻く環境は深刻です。 どこまでできるか、まずはやってみます。