企業実習スタートです。

今日は、新しい試みの日でした。

障害者支援高等学校の生徒さん1名を企業実習として1週間受け入れます。

僕達の縫製という仕事を17歳の男の子が体感するのです。

障害があると言っても軽度の知的障害ということで会話はもちろんできますし、

もしろ支援学校で企業での就業支援を主に行っておりますから、あいさつの大事さなどを口が酸っぱくなるほど教わっています。

礼儀もできます。

先生から事前に教えていただいたのは

①思った事を考えずに口に出しちゃう事。
②集中力の維持が難しい

ということでした。

事前に分かっていれば手が打てます。

同じ作業を長時間しないように時間で分ければいいんです。

それで最初に行ったのは整理整頓。

 

 

生地を色別であったり、綺麗に端に合わせて並べていきます。
大雑把でないかこの作業はよく人柄が分かります。

 

 

 

その次はミシンに慣れるためにゆっくり踏んでみる。

 

迷路みたいな曲線の上を縫っていきます。遊びながらやる感覚で楽しめれば集中できるかなと思いました。

 

時間で区切ってアイロンがけを教えます。

こんな事でアッという間に15時。本日終了です。

その後、一日の終わりに実習内容を生徒が書いて、その評価を企業側で記載します。

思ったのは障害者だと感じる場面はありませんでした。

むしろ磨けは光り輝く可能性は十分あるのではないかと思いました。

まだ1日だけなので何とも言えませんが、印象としてはよかったです。

ひたむきに頑張るっていいですよ。

その姿から感じるものって励みになります。目に見えない圧倒的なパワーです。

一週間かけて僕自身も何か変わるかもしれない。

そんな予感がします。

 

文・綿貫陽介

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