リネンとは?リネンをもっとよく知ろう。-リネン服・雑貨屋 wafu
生地の種類としての「リネン」
ホテルで見かける「リネン室」
リネンと似たように使われる「リンネル」
これらって一体なんなの??
リネン服・寝具・雑貨屋 wafuと一緒に、
その疑問を解決しましょう!
1.そもそも「リネン」とは繊維の名前
主にアサ科の植物の茎からとれる繊維「麻」の1種。
(「麻」にはヘンプ、ラミーなど多くの種類があります。)
もっと言えば、リネンは、フラックス(和名:亜麻)という名前の植物から取れる線維のこと。
フラックスって、こんな植物です。
かわいいですね~。
フラックス生産量1位はロシア(2019年現在)。
主な産地は他に、ベルギー、フランス、中国等が挙げられます。
このフラックスを刈り、乾燥させ、ブラシですき、繊維にして、撚って糸にします。
その繊維の状態、そして生地の種類に「リネン」という名前がついていますよ。
2.ホテルや病院などで見かける「リネン」って?
さてリネンは繊維の名前とわかったところで、
繊維の名前以外で聞く「リネン」って何でしょう?
よく見かけるのがホテルや病院のドアにある「リネン室」。
別にリネンの繊維を扱っているわけではないこの場所に、
なぜその名前がついているのか?って疑問に思いますよね。
実は、その場合の「リネン」とは「シーツやタオル類」の意味で使われているのです。
???
どういうこと?と思うかもしれませんが、理由は簡単。
リネン繊維は、織ることでリネン生地になり、
水をよく吸いよく乾く上、耐久性もある機能的なこのリネン生地が、
主にシーツやタオルとして使われているのです。特にヨーロッパで。
そこから、「リネン=シーツやタオル類」という呼び方が定着し、
リネンがシーツやタオル類を指す、1ジャンルの名前になっちゃったということですね。
その名残が「リネン室」。
更にシーツやタオル類として使用される生地が、リネンに限らずとも「リネン」と呼ばれることに。
ある企業が作った1個の製品が、そのジャンルの名前になっちゃった、っていうのと似ていますね。
(バンドエイドとか、宅急便とか、サランラップとか)
なので、リネン室では、綿のシーツやタオル類も管理されている、
という一見すると不思議な現象が成り立っているのです。
ちょっとごちゃごちゃになりそうですねー。
3.場合で違う「リネン」の意味
そんなわけで、リネンとはもともと繊維、そこから作られる生地の種類の名前。
ホテルや病院で使われている「リネン」は、シーツやタオル類という意味。
あ、ちなみに「リネン」は英語、「リンネル」はフランス語です。
そして、wafuで扱っているのは、生地としてのリネンです。
実は、シーツやタオルの意味で使われるリネンとも関係していることもしていますよ。
4.wafuはリネンで何をしているの?
主に服を作っています。2019年からリネン素材の雑貨や寝具、日用品の製作にも力を入れています。
リネンは、水をよく吸い、乾きやすく、とっても丈夫で使い勝手がいい。
これを身の回りに採用しなくてどうするの?!ということで、
リネンと、会社が持っていた職人技をかけ合わせて、
触れる人に心地よく、その人を元気づけられるような製品を作っていこう、ってなったわけです。
服だけじゃなくて、ペンケースとかバッグも汚れやすいものですが、
リネン生地ならガンガン洗えるし、洗った分風合いがよくなるのがいいですよね。
リネンの機能性は、同じ麻の種類のヘンプと比べるとすこーしだけ劣るのは事実ですが、
それでも吸水性、速乾性、保温性、耐久性、ばっちりありますよ。やわらかいですし。
服にしてもよし、寝具にしてもよし、雑貨にしてもよし。
目が粗くてきっちりしすぎていない、程よい抜け感があるところが、また何とも言えません。
あなたに合ったリネン作品と出会えるように、願っておりますよー。