気持ちを強くもつように。
ある小売メーカーさんと話をした。
今まで縫製工場には仕事を頼まず何件もの個人の方に何十年も洋服を縫ってもらい
とてもいい仲でお付き合いしていたが高齢化で仕事ができないとのこと。
聞いて驚いたのは作業工賃がめっちゃ安い。
まあプロではないが、形になっていて販売できるレベルなので問題はないだろうけど。。
僕が率直に思ったのはこの小売メーカーがもっと長く運営していきたいのなら下請けに作業に見合った工賃だして
担い手を育てられるように早い内に言わなきゃダメ。
小売メーカーは仕事を出しているほうなので下請けはどうしたって友好行動するのは当たり前です。
心の中では、わー安いなー、でも断ったら次の仕事がないかもなー。と言って笑顔で受けるんです。
こんな事だから縫製業はまた衰退しちゃうんだ。
今月は祖母の命月。
僕が高校生の時に病院で看取りました。
高校3年、丸坊主で真っ黒に日焼けした僕は祖母がどういう人であったかを葬儀などで知ります。
成人した僕がこの家業を継いだ事、もういない祖父、祖母はどう思ってるかな。話がしたい、したいです。
僕は髪の毛が真っ白っ白です。祖父の遺伝です。
でも白髪も染めずにそのままにしています。かっこいいっす。
今の僕をつくってくれた人達に、天国からでもみれるように この仕事、この会社を
小生 みんながやりがいのある企業にしてやりたいと思うわけです。
文/写真・綿貫陽介