私たちは別に、これからアマゾンの奥地へ猛獣を狩りに行くわけではありません。
ただ、日本の夏という名の、湿気と猛暑に満ちた「都市のジャングル」を
涼しい顔で生き抜くために、この服が必要なのです。
かつてwafu.において、40番手リネンやリネンデニムというタフな生地で仕立てられ、
その端正な格好良さで人気を博した「サファリシャツ」が、
現代の夏を攻略する最高峰の生地・梨地リネンをまとって帰ってきました。
サファリシャツといえば、両胸のフラップポケットに代表される、
どこか野生味のある無骨なデザインが特徴です。
ともすれば「戦う男の服」になりがちなこの意匠が、
梨地織りのリネンと出会った瞬間、実に見事な化学反応を起こしました。
細かく波打つシボの質感と、トロンとした極上の落ち感が、
サファリシャツの持つ角(かど)をすべて、
丸く、優しく、エレガントに削ぎ落としてくれたのです。
襟元の佇まいをご覧ください。
職人の丁寧な手仕事が光る襟線は、
ボタンを上まで留めれば知的なスタンド気味の表情を作り、
ボタンを外してバサッと羽織れば、
デコルテを驚くほど美しく、クリーンに見せてくれます。
裾の緩やかなラウンドデザインも相まって、
決して堅苦しくならない「余裕のある大人のラフさ」がそこに漂います。
今回はユニセックスでのご提案。
男性が纏ったときの、引き締まった品格。
女性がインナーの上にサラリと羽織ったときの、
思わずハッとするような気だるげな色気。
服が体型を拾うのではなく、服のほうが大人の骨格に合わせて優雅に流れてくれる。
だからこそ、性別を問わず、それぞれの「機嫌の良さ」を引き出せるのです。
リネン本来の通気性に加え、梨地の凹凸が作る空気の層が、
汗ばむ肌に生地をまとわりつかせません。
長袖でありながら、衣服内には常にサラサラとしたプライベートな木陰がキープされます。
お気に入りのTシャツの上に、
カーディガン代わりに重ねるだけ。
あるいは、ボタンを留めて主役のシャツとして。
クローゼットにこれが一着あるだけで、
夏のコーディネートの選択肢は劇的に広がります。
もしパートナーがいるならば、どうぞ気をつけてください。
きっとこの夏、激しい奪い合いが家庭内で勃発することになります。
※ご注文をお受けしてからお仕立てしておりますので4週間~5週間ほどお時間をいただきます。
何卒ご理解をお願い致します。