フロントにずらりと並んだボタンのスカート。
縦のラインが強調されて美しいですよね。
でも、大人になると同時に少しの警戒心が生まれます。
「座った瞬間に、ボタンとボタンの隙間から中がチラ見えするのでは?」という、
あのヒヤヒヤ感です。ご安心ください。
このデニムスカートは、そんな私たちの心配性を先回りして、
下から3つ目より上のボタンをすべて「縫い留めて」しまいました。
見た目はボタンフライなのに、隙間が開くという物理的な概念が存在しません。
この「フェイクの優しさ」、ちょっと感動しませんか?
一方で、裾側の3つのボタンはしっかりと開閉できるように設計されています。
すべて閉じて清楚なAラインを楽しむもよし、
2?3個開けて足捌きを良くしたり、
お気に入りのペチパンツやカラータイツを覗かせたり。
大人の尊厳を徹底的に守り抜きながら、
抜け感を作る余白はちゃんと残してある。
なんとも心憎いバランスです。
生地はお馴染み、コットン60%・リネン40%のリネンデニム。
「デニムのロングスカート=重くて足取りが鈍る」という方程式を、
見事に打ち砕く軽やかさです。
風がスッと通る通気性と、汗をかいてもすぐに乾いてくれる速乾性は、
日本のジメジメとした気候でも涼しい顔をキープさせてくれます。
両サイドには、少し大きめのパッチポケットを配置しました。
配色ステッチがさりげないアクセントになりつつ、
腰回りのシルエットを視覚的にカバーしてくれるという、
実務能力の高さも見逃せません。
着込むほどにインディゴの色落ちやアタリが育ち、
あなただけの風合いに仕上がっていきます。
ところで、大人になると
服に求める条件が増えてきませんか。
可愛らしさは欲しいけれど、甘すぎるのは困る。
カジュアルが好きだけど、
だらしなく見えるのはもっと困る。
見た目だけではなく、
使いやすさも、着心地も譲りたくない。
ずいぶん注文が多いようですが、
毎日着るものですから、当然のことです。
このスカートは、
そのあたりの事情をよくわかっているように見えます。
きちんと並んだボタン。
少し大胆なポケット。
そして、下の3つに残された自由。
全部を完璧にしようとしなくてもいい。
ちゃんとするところは、ちゃんとする。
少し遊びたい日は、遊んでみる。
毎日でも穿きたくなる、
非常に賢くて過保護なスカートのご紹介でした。
※「ダークインディゴ」はインディゴ染めの特性上、色落ち・色移りが発生します。最初は単品での洗濯を推奨します。また、白や淡色の衣類とのコーディネートにはご注意ください。
またリネンデニムの特性上、お洗濯の環境によって2cm~4cmほどの縮む場合がございます。
※ご注文をお受けしてからお仕立てしておりますので3週間~5週間ほどお時間をいただきます。
何卒ご理解をお願い致します。