朝起きて、カレンダーを見る。
予定は何もない。
天気予報も見ていない。
「今日は一歩も外に出ない」
そう心に決めた休日に、私たちは一体何を着るべきなんでしょうか。
くたくたに伸びきった部屋着を着て、
なんとなく罪悪感を抱えながらソファに沈むのか。
それとも、わざわざ窮屈な服に着替えて
「丁寧な暮らし」を演じるのか。
私たちが選んだ答えは、そのどちらでもありません。
パジャマなのに、まるで仕立ての良いジャケットのような
端正な襟(ラペル)をつけてしまいました。
「パジャマに襟なんて、いりますか?」そう聞かれたら、
私たちは胸を張って答えます。
「大人の休日には、これ以上なく必要です」と。
首元にきちんとしたVゾーンとラペルがあるだけで、
鏡に映る自分の姿から「生活のだらしなさ」が綺麗さっぱり消え去ります。
背筋を無理に伸ばしているわけではないのに、
佇まいがすっと整うのです。
突然インターホンが鳴って宅配便が届いても、
慌ててパーカーを探す必要はありません。
むしろ「どうぞ」と堂々たる面持ちで玄関のドアを開けられる。
オンライン通話の画面に上半身だけ映り込んでも、
まさかこれがパジャマだとは誰も見抜けないはずです。
そして、この服のいちばんの悪戯心が、袖口と裾の仕掛け。
二重仕立てになった端をくるりとロールアップすると、
内側から爽やかな「白花」が顔を出します。
留紺(深みのあるネイビー)にも、
空五倍子色(やわらかな灰ベージュ)にも、
この一折りの白が驚くほどよく映える。
コーヒーを淹れるために腕をまくった瞬間、
ソファであぐらをかいた足元。
自分にしか見えないような些細な所作が、
ふいに「粋」に変わる瞬間です。
生地は、wafu.が信頼を寄せている40番手のリネン100%。
薄すぎず、厚すぎず。
春も、夏も、秋も、冬も、一年を通して身体を預けられる生地です。
新品のときは凛としたハリがありますが、
洗うたびに身体の形に寄り添うようにくったりと柔らかくなり、
自然な落ち感へと育っていきます。
ウエストは締め付け感のないゴム仕様に、微調整ができる共布の紐。
お腹いっぱいブランチを食べたって、誰に気兼ねする必要もありません。
今日はどこへも行かない。
誰にも会わない。
そんな日こそ、自分を一番甘やかして、
一番かっこよくしてあげてください。
パジャマを脱がない一日が、
こんなにも誇らしくなるなんて、
ちょっと笑ってしまうくらい素敵な体験ですから。
※ご注文をお受けしてからお仕立てしておりますので3週間~5週間ほどお時間をいただきます。
何卒ご理解をお願い致します。