服はもう着ているのに、まだ着るんですか。
ええ、着るんです。
Tシャツも着た。パンツも穿いた。
それでも、もう一枚重ねたくなる服があるのです。
その名も、シン・タブリエスカート。
タブリエとは、フランス語でエプロンのこと。
とはいえ、こちらは台所だけで活躍するエプロンではありません。
むしろ、お気に入りのパンツの上から重ねて、
街へ出かけていただきたい作品です。
たとえば、いつものTシャツとデニム。
そこにこの一枚を加えると、デニムの気取らなさはそのままに、
ロングスカートのような広がりが生まれます。
パンツをやめたわけでも、スカートに着替えたわけでもない。
両方楽しんでしまえばいい。
服はもう十分着ているのに、さらに重ねる。
なかなか欲張りな話ですが、これがハマるんです。
しかも、このタブリエは重ねるだけの服ではありません。
肩から吊るす細い紐に、すっきりと整えた腰まわり。
裾に向かってゆるやかに広がるシルエットは、
ジャンパースカートのようにも楽しめます。
上からゆったりしたトップスを重ねて肩紐を隠せば、
今度はロングスカートのような装いに。
一枚の服なのに、着る順番を変えるだけで、ずいぶん印象が違ってくる。
着こなしの幅というのは、
どうやら服の枚数だけで決まるものではないのですね。
もちろん、重ね着の自由さだけで満足しているわけではありません。
前身頃の中央には、縦に走るステッチ。
ワークウェアを思わせるディテールが、
ロングスカートの柔らかな印象をほどよく引き締めています。
腰まわりはすっきりと。
そこから裾へ向かって、生地がゆるやかに広がっていく。
歩けば自然なドレープが生まれ、身体のラインを強調しすぎずに、
スカートらしい美しいシルエットを楽しめます。
そして、左右の脇から後ろにかけては、細やかなギャザーを施しました。
吊り紐で支える構造なので、一般的なスカートのように
ウエストをきつく絞って穿く必要がないのも、うれしいところ。
お腹まわりに窮屈さを感じる服とは、できれば長時間一緒にはいられませんから。
見た目の面白さだけでなく、普段着としての使い勝手にも、ちゃんと目を向けています。
そして、この自由な着こなしを長く楽しんでいただくために選んだのが、
25番手の中厚地リネン。
太めの糸で織られた、ふっくらと肉厚な生地です。
適度なハリがあるため、着始めは裾の立体的な広がりを楽しめます。
それが洗い込むほどに繊維がほぐれ、くたっとした柔らかさと、
とろみのある風合いへと変わっていく。
最初は少しハリのある表情だったものが、着るほどに馴染んでいく。
リネンの楽しみは、買ったその日だけでは終わりません。
丈夫な太い糸で織られているので、
日々洗いながら気負わず付き合っていただけます。
秋冬にはデニムやレギンスとの重ね着を。
暖かな季節には、軽やかなトップスを合わせて。
色は、リネンらしい自然な風合いを楽しめる亜麻ナチュラルと、
装いをきりっと引き締める黒が新登場。
どちらを選んでも、組み合わせを考える楽しみが待っています。
服を一枚買うということは、新しい着こなしを一つ増やすこと。
普通はそう考えるものです。
しかし、このタブリエはちょっと違います。
いつものデニムにも、いつものトップスにも、
もうひとつの楽しみ方をつくってくれる。
昨日と同じ服を着ているのに、昨日とは違う格好ができる。
そう考えると、なんだか手持ちの服まで新しくなったような気がしてきませんか。
服はもう着ているのに、まだ着るんですか。
ええ、着るんです。
だって、そのほうが面白いんですもの。
※ご注文をお受けしてからお仕立てしておりますので3週間~4週間ほどお時間をいただきます。
何卒ご理解をお願い致します。