ECショップが実はフェスやイベント出店に適している話。
題名のようにECショップからスタートした僕たちはイベントに適しているなー。と思ったのです。
ECショップは行動心理そのものですから。
僕たちネット販売が主な収益の事業者は実際に手にとって買い物ができないのでいかにモニター上で魅力を感じていただくか。ここに時間をかけます。
なので、滞在時間、導線、まとめ買い、コンテンツ作りなど普段ECショップでやっているノウハウをぶっ込んでみました
今回のイベントの整理をしますね。
1,場所 住宅展示場ウッドやアイアンが似合う感じの家
2、一棟貸し切りで家内は8社のテナントとして入る
3,外は飲食店が5社
4,出店者は有名なアパレルショップもある。よくテレビやラジオに出ている飲食もある。
wafuは展示場2Fと、外の飲食にブースを出させていただきました。
僕はリネン服屋ですが服は少なくハギレを多く持っていきました。
ほぼハギレ屋さん状態です。
そして外のwafu飲食店にも安価なハギレや副資材だけ販売しておきます。
お客様はよりいいものを探すという作業をするためそのブースでの滞在時間が長くなります。
人の群れが人を呼び、ケーキやパンなどを目線に入れる時間も長くなります。
まとめ買いという事に繋がります。
さらにお客様に展示場2Fではもっとハギレが売ってますよー!を伝えます。
これが導線となり、2Fまで足を運んでいただきました。
そして水を販売しました。水が盲点だと思いました。
おしゃれなカフェやコーヒー屋さんが乱立する中、水単体を売っているところは無いと思ったからです。
お洒落なお店は、お洒落なジュースを数百円で売るだろう。ならば子供も来るし、年配の方も来るはずだからベーシックな水はオアシスになるはず。と
すきまが何より大好物の綿貫です。
価格は100円 近くの自販機と同じ料金です。
そんでデザイン性のあるボトルで水を売る。ということをしました。
それを透明な袋にwafuのロゴシールが貼ってあるシフォンケーキやカレーパンも一緒にお入れする。
それは透けているので広告効果があります。
あの人が持っているケーキやボトルは何処の? という具合に。
最初wafuが2Fという場所が決まった時に、普通に服を売ってしまったら撃沈するなぁ。とは直感でわかりました。多分主催者も分かっていると思う。
お隣は有名な子供ブランド(アバンギャルドなテイスト)で集客はスゴイんですがうちとテイストが異なるのでお客さんにはならないなぁと。
なのでwafu飲食店とセットでデザインしたのです。
ハギレを選んだのは、その万能さからです。
何を作ってもいいし、そのままストールやひざ掛けにしてもいい。
飲食店にあっても違和感はないしむしろディスプレイにもなる。
僕らは上質な素材を入手できるし、山梨ではこのあまり売ってないもの。
これをずっと考えて実践させていただきました。
結果は想像通りでした。人の群れができイメージしたものがそのままでした。
ああ、ECショップのやり方はそのまま使える。そう実感した瞬間でした。
今回の主催者は僕の同級生でアバロンというブランドジュエリーを主にECで販売しています。(明日も飲みます)
しかしながら自分の商品は販売せず、皆のために裏方に回ったという事に対し、僕は絶対結果を残す!と決めていました。
ここで誰でもやりがちな凡ミスがあります。
ただ自前のショップにある商品やサービスを並べただけ失敗しますし、予想を超えないです。
よっぽど貴重なモノを売らない限りバズらないんです。
売り方自体をデザインしないと。と。仕事をサボっているようでずっと考えていました。
主催者の一番の喜びは集客ができる事と出品者が売上を出すことに絞られます。
もう、これが全てといってもいいです。
主催者の労力で大変なのは集客なんです。
一番地味でドブ臭いところです。集客ってのが一番苦労するんです。
出店者を全てオーガナイズしてきめ細かく対応する事も大変なのに。
これを僕も身を持って体感していますので結果を出すことだけが各ショップの恩返ししかありません。
結果はすぐ主催者の友人に報告しました。黒字でした。
僕はまたイベント出店にお声がかかれば、このECショップのノウハウを使って動線から売り方まで一本の線にしてみたいと思っています。
長々と感想文になりましたがお読みいただきありがとうございます。
これからECと対面販売を混ぜ合う時代になってくると思います。
考えの一つになればと思い書いてみました。ご参考になればうかばれます。
文/綿貫陽介