洋服に疎い女VSファッションの駆け引き

 

 

ついにこの日が来てしまった、のかもしれない。

wafuよみものスタッフ笠原、ファッションの駆け引きと向き合うときが。

 

 

これ、私です。服を前に、なんて頼りない背中。笑

 

 

wafuよみものスタッフは今ひとつ、自分がwafuで、

アパレル関係で働いているという実感がありませんでした。

wafuの作品のことは好きだし、働きやすい場所であるにも関わらず、

自分の名前を出していくことに少しの抵抗があったんです。

 

 

 

 

時間がかかってやっと実感したのですが、

 

「私とファッションはそれほど関わりがない」と思っていたようです。

今までの職場は全く別分野で、自分の専門以外の分野は疎かだった。

深く関わろうともしないで、知った気になってた。

 

 

 

 

服にはそれほどこだわらなくても、生活には支障がないし、

特に目立って云々という性格でもない。

だから、どこかで思っていました。

「私とファッションは関係のないもの同士だ」

 

 

 

 

ファッションという分野は私にとって戦場だと感じていたようです。

平和主義の私にとってそんな厄介なステージは御免だ。

足がすくんで前に進めない。そのステージに上る覚悟はない。

正直関わりたくないとすら思っていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

しかし、もうそんなことも言っていられません。

なぜなら服を売る会社で働いているのだから!

wafuに身を置いて、そんな自分と向き合わざるを得なくなりました。

今まで見て見ぬふりをしてきた部分。直視するのが怖い私の弱点。

 

 

そして、wafuを信頼し、wafuのスタッフを信頼する中で、

そんな自分と向き合っても大丈夫なのかもしれないと思い始めたのでしょう。

コーディネートのことを教えてほしいと、コーディネーターさんに頼んでみました。

そしたらそれがいつの間にか、よみものスタッフ改造計画に。

 

 

 

いやもうこうなったら、好きなだけネタにしてくれと。

半分諦めのような、半分わくわくしているような、不思議な気持ちです。

 

 

 

 

 

はじめての色に出会うこと

はじめてのスタイルに出会うこと

未知の領域 不安だ!どうなっちゃうんだ?!

 

 

ここにはファッションのスペシャリストがいる。仲間がいる。

セレクトショップの店長までやっていたコーディネーターさんの

服を選ぶときの目の輝きが信じられないわけがない。

私と選び方、見方、動きが全く違う!とびっくり。

 

 

 

 

 

私の雰囲気や体型や色合いを理解してもらって提案される作品に、

私はこれでいいの?ああ、そういった色は自分では絶対に選ばないと思いながら、

良いも悪いも分からずに、ただただ不安が必要のない葛藤を生む。

そしてそれすらどうしたら良いか分からないから、結局身を任せるしかなかった。

 

 

 

量販店で、お似合いですよ~って言われるのを

それほど信用したことがなかった私だし、

どんなコーディネーターさんが信用できるかすら分からない、けど。

「笠原さん、これ絶対合うから!」

って力強く言ってくれたwafuのコーディネーターさん。

wafuのコーディネーターさんの「絶対」は信じられるって思った。

 

 

ただただされるがままに、

服を着て、スタイルを整えてもらうだけの私。

 

 

 

 

 

 

変わっていく自分の様子に、

そこはかとない抵抗感がありました。

これは誰なのだろう?

不安と期待とが入り混じって、なんだか混乱していました。

 

 

先輩スタッフに髪の毛も結ってもらって、

いざ鏡の前に立つと、

見たこともない色彩の自分がいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までと違う!と脳に電流が走った感じでした。

自分では絶対にたどり着けなかったコーディネート。

自分には似合わないと思っていた色。

それが自分の雰囲気をこんなに変えるなんて。

 

 

人の脳は天才でも2~3%くらいしか使われてないと言われているけど、

もしかしたら私のこの体験で、1%開いた、かも?

と思うくらいの衝撃。

2018年、春。革新です。

 

 

 

 

 

 

 

今回は本当にお客さんのように接客、コーディネートしてもらって、

服を選ぶ楽しさを改めて教えてもらったと思うし、

自分がどのくらい服選びを分かっていないかが分かって、

でも、分かっている人に手を引いてもらうと、

こんなにもおもしろい世界が開けていくんだと思えました。

 

 

 

 

 

真っ黒な靴下を手にとって、

周りのみんなから「あ、もとにもどる」って言われました。笑

 

 

やっぱり普段と違う様子になると、どっと体力を使います。。。

でも、これをきっかけに今まで見ていなかった知らない自分を

もっと知って、もっと出していけたらいいなと思いました。

そして、wafuにはそれを後押ししてくれる力がある。

作品にも。チームにも。

 

 

 

そう!チームwafuのお客様にファッションを楽しんでいただきたい、

それが自分たちの楽しみだという、喜びの相乗効果がwafuスタジオにはあるんです!

 

 

その人の体型や色合いで、その人をより素敵に魅せる

コーディネートを知っているコーディネータさん、

着る人の気持ちを聞いて理解し、

その人の心に寄り添う服を選んでくれるスタイリストさん、

 

 

ファッションが好きな方に、wafuスタジオで、ここでしか味わえない

自分似合う服を見つけていく楽しさを体感していただけたらなあと思いました。

 

 

 

 

 

文・笠原里紗

写真・綿貫社長

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