わたしたちそれぞれの道の先へ

 

 

こんにちは。wafuの笠原です。

 

何かをやっていくのに、平坦な道はないでしょう。

それを極めようとするのなら、なおさらだと思います。

 

 

wafuにはすごい人がたくさんいます。

みんなひとりひとりが、自分の道を登り詰めているように、私には見えます。

 

 

 

服職人のみなさんの手さばき。その手際の良いこと。

その技術を身につけるまでに、どれだけの時間がかかったのか、

またこれから目指したいものまで、どれだけの時間がかかるのか。

型を取るとき、ハサミを入れるとき、アイロンをかけるとき、ミシンで縫うとき、

自分の感覚を信じて、出来上がりを目指していく。

 

 

商品の取りまとめと管理。

服を作ったらおしまい、というわけではなく、

次は何を作るか、作ったものはどうするか、事務的な管理はもちろん必要です。

私はこの管理がとても苦手なので、できる方をほんっとうに尊敬します。

 

 

wafuの商品販売は、ほとんどがインターネットで行われます。

ウェブサイトを作るのも、一筋縄では行きません。

商品画像がすごく素敵なのは、みなさんもご存知だとは思いますが、

新商品撮影の新作と合わせたコーディネート、ポーズ、

素材や色合い、服の特色を的確に捉えた撮影も、本当に職人技です。

私のようなアパレルの知識がない人間には絶対にできない技です。

 

私は写真を撮り、このようによみものに載せていますが、

プロではなかった手前、まだまだ粗があります。

精度をもっともっとあげたいなと思いますが、

その目標の一つが、wafuのウェブサイト画像だったりします。

 

 

商品の発送まで職人の心意気が感じられる、ということを知っているのは

私よりお客様な気がします。

梱包のお話は以前しましたが、

商品のたたみ方や封入の仕方が、発送数が多くても緩むことはありません。

 

 

 

 

 

ひとつの布が服になり、それがウェブサイトに登場して、お客様の手元に届く。

その一連の流れの中で、それぞれいつもベストを尽くしていると思います。

その道のプロフェッショナルになっていこうとしています。

もちろんときどき落ち込んだり、いらいらしたり、休んだりしながら。

 

 

そんな毎日、「あたりまえ」の中に埋もれてしまうのはもったいない。

それを掬い上げ、ことばにして綴るのが、私の仕事だと思っています。

自分自身まだ精度が低いことは、痛いほど実感しています。

ですが、自分にはこれしかできない。だからこれをやっていく。それをさせてくれる場所にたどり着いたのですから。

 

 

わたしも、その道を登り詰めていけたら。

みんなのように、職人に、プロフェッショナルになっていけたら。

 

さあ、その気持を胸に、今日一日をはじめよう。

 

 

 

文と写真・笠原里紗

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