引き続き、写真の修行中、

wafuよみものスタッフ笠原です。

wafuでメインで取り扱っているリネン素材。

シンプルさの中に凝縮された自然な美しさを持ち、

ゆとりあるデザインでも野暮ったく見えず、

かえって上品さを醸し出す不思議な素材。

遥か昔から人間の体を包んできたその素材は、

もちろん現代にも馴染みます。

その素材が今の時代の景観に馴染んでいる様や、

その素材の素敵さをお伝えしたいとカメラを手に取る私ですが…

まだその情熱が、写真自身に現れないようです…。

そこは修行あるのみなのですが。

いつか、最初の頃に撮った写真を見て、

「今だいぶ進歩したなあ」と言えるようになりたいです。

話は変わって、昨日は旧正月でしたね。

なぜか私は４年ほど前から、旧正月のこの時期にいろんな変化が起きることがあり、

もしかしたら太陰暦のリズムと関係しているのかもしれないと、

この旧正月の大晦日と正月のことを

少し意識するようになりました。

日本でもともと使われていたのも太陰暦ですし、

月の周期は女性の体の周期と関係が深いなんていう話も聞くので、

そういう時間の流れを大切にするのも

おもしろいなあと思っている今日この頃です。

旧暦を意識しているからなのか、

旧暦大晦日は気持ちのデトックスのような状態になったり、

旧暦正月はおもしろいことがあったり、

自分の周りに起こる出来事をいつもより濃く味わっている自分がいました。

太陽暦であれ、太陰暦であれ、

時間の流れの区切りを意識するのはおもしろいことだなと思います。

暦のひと続きが終わり、また新しい暦がはじまる。

その中でwafuも、また次の流れに乗りつづけていくように感じました。

wafuの仲間でwafuの未来を考えるとき、

ブレインストーミングを行います。

ブレインストーミングとは、自由なアイディアを出し合うことです。

そのアイディアに制限はかけません。

「それはできない」「それはおかしい」などの否定もしません。

ただ、思ったことを何でも言い合います。

（豆まきの時期）笠原が鬼のコスプレをする。

もう既に終わった豆まき行事で余った豆とリネンの写真を撮る。

和紙で服を一着つくってみる。

服オーダーラグジュアリーツアーを開催する。

wafuファッションショーをする。

服やファッション関係の展示イベントをしてみる。

ワークショップを開催する。

縫製屋のコーヒーと銘打ってカフェを運営する。

そのスイーツとして、一口クレープを販売する。

などなど。

出した後に、出てきた発想の中で

wafuの方向性に合致するものや、単純におもしろいと思ったこと、ピンときたものを取り入れます。

そうやって新しい考えや発想こそが、次の流れに乗っていく鍵なのではないか、とわたしは思います。

信念や方向性と言った、変えようと思っても変わらない部分をしっかり理解した上で、

やり方や考え方をどんどん変えていく。

変わらないことがいいわけでも、変わることがいいわけでもなく、

変わらない部分はどこで、変わる部分はどこなのか、分かっていることが大事なんだな、と最近思うようになりました。

wafuでのブレインストーミングは本当に面白いです。

いろんな仲間とのブレインストーミングの中で、次は何が生まれるのでしょうか？

さてそんな自由な発想のwafu社内でまたひとつ、

スタッフの意見が採用されました。

以前お話しした、チュニックが出来上がりました！

（※2/8のよみもの参照）

この新作の発表は月曜日なので、

ちょっとフライングしてしまいましたが…。

ワンピースと違い、カジュアルに着ることもできるので、

ワンピースはなかなか普段着ることができないという方にも、

リネンの質感と胸元のピンタックを

楽しんでいただけるチュニックに仕上がりました。

ボタンも襟元も、ほんっっっとうに大人可愛い！という感じです。

またひとつ、イメージが形になって世に出ていく。

その責任の重さとおもしろさを噛み締めながら、

太陰暦新年からも、よみものはwafuを伝えていこうと思います。

そのために、回転数を上げていきたいと思います。

文と写真・笠原里紗

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